こんにちは、横山です。
ニットサロン『Knit Grace』を主宰し、かつ『ギフト教育』の認定校講師を務めるギフト式乳幼児教育アドバイザーをしています。

前回は「子育ての中で教育ができるギフト教育とは?」という視点で書かせていただきました。
第2回のコラムでは、ギフト教育をもう少し分かりやすく理解していただくために、お子さまの脳と幼児教育の重要性についてお伝えします。

幼児教育というと、小さいころからのお勉強とかお受験、詰め込み教育といったイメージを持ちやすいですが、実は毎日のお子さまとの遊びや声かけの中で教育=脳育できてしまうんです!
ぜひこのコラムで皆様が楽しくお子さまと触れ合う中でできることをお伝えしていきます。

子どもの脳はいつまでに作られる?〜幼児教育の重要性〜

人間の脳は3歳で80%、6歳で90%、12歳で100%完成します

脳科学の研究が進み、人間の脳の発達過程が明らかになってきました。
人間の脳とは、3歳までに80%、6歳までに90%、12歳でほぼ100%が完成します。
これを科学的に明らかにしたのが以下のグラフで、ジャクソンスキャモン(米国の医学者、人類学者)の発育曲線と言います。人間の発育度合いを示したグラフです。

横軸は年齢、縦軸が成長度合いのパーセンテージです。
このグラフの「神経型」という線が脳の発達を表しています。見てお分かりの通り、3歳で80%、6歳で90%、12歳で100%に達しています。

義務教育を0〜6歳に!

グラフの「一般型」をごらんください。

20歳で100%に達するもの、これは人の身長と体重を表しています。
現在日本の義務教育は、小学校にあがる6歳から中学校卒業までの15歳で、カリキュラムはこの身体の発育に合わせて作られています。
それは、当時子どもの身体の成長に合わせて、同じように脳も成長すると考えられていたからです。

では、実際に義務教育で使うところはどこでしょうか?
勉強をするのも、心を育てるのも全て「脳」です。
そうすると脳の成長からみると、脳が90%完成する6歳までを義務教育にしたいですよね。
でも現状としてはそれを遂行することは政府も難しいので、気づいた人から、変えていきたいですね。

心は脳にある〜脳を育てることが心を育てることに繋がる〜

皆さん心ってどこにあると思いますか?

じつは、喜びも悲しみも、相手を思いやる気持ちも、全て脳でやっています。
脳を育ててあげることが心を育ててあげることに繋がります。

また、お子さまの足を速くしたい!と思ったら、何をさせますか?
走る練習や筋力を鍛えたりしますね。でも、筋肉があったとしても、その使い方を知らなかったら、仕方ないですよね。
筋肉をどう使えば速く走る動作ができるのか指令をだしているのは脳です。
だから脳を育てることが、運動機能が優れた子を育てることに繋がるのです。

つまり、脳を育ててあげるということは、知性、運動、社会性全てにおいて重要で、人間の土台を作ることになります。

ギフト教育だけの幼児教育の特徴〜アンバランス教育法〜

幼児教育においてはいろんな考え方がありますが、ここではギフト教育だけの特徴「アンバランス教育法」をご紹介したいと思います。

アンバランスな環境で骨格を整える

赤ちゃんは、骨格が歪んだ状態で産まれてきます。
バランスをとりながら成長することにより、均等な骨格を育てることができます。
現代社会では、フラットな状態で過ごすことが多いため、姿勢の悪い子ども達が増えています。

あえてアンバランスな環境の中で、骨格を整える機会を日常生活で作ってあげることがとても大切です。
例えば、赤ちゃんがママのお膝に乗ったり、お布団やソファの上に座ったり、立ったりするのを好むのは、本能で骨格を整えたいという時期。
アンバランスな環境を求めています。

その時はぜひお母さまも嫌がらず、たくさんお膝に乗せてバランス感覚を鍛えてあげて下さいね。

脳は複合動作を好む

脳は1つのことをやる時の集中力よりも、様々な部位を同時に使っている時の集中力の方が優れています。
同時にやることで脳に負荷をかけ、そこから高い集中力が生まれます。
例えば、紐通しを平坦な椅子に座ってやるよりも、バランスクッションに座ってやったほうがアンバランスな環境でバランスをとりながら紐通しをしているので、脳が活性化します。

よく言われるリビング勉強法も同じ考え方です。リビングで家事やテレビの音、人の話し声が聞こえる中勉強する方が、無音の部屋でするより、脳が複合動作をするため、より高い集中力を発揮し、脳の活性率を高めることができるのです。
ぜひこの脳の特徴をお子さまとの日々の遊びにたくさん取り入れ、脳の成長期により高い集中力を磨くことができたらとても素晴らしいですよね。

幼児教育の効果(親にとって、子どもにとってのメリット)

幼児教育は、親、子双方にとって、とてもメリットがあります。

お子さまにとってのメリット

お子さまにとっては、人間としての土台を作る脳の形成過程において、バランスよく脳を育ててもらうことができます。
小さいうちにバランスよく脳を育ててもらうと、将来お子さまがやりたいことや興味を持ったことに好きなように挑戦し、才能を開花させてあげることができます。

また、自己肯定感や探究心を育ててもらえるので、自分でこの世の中を生き抜く力を養うことができます。感情のコントロールが上手な穏やかなお子さまになり、キレにくいお子さまになります。

親にとってのメリット

赤ちゃんの脳と心の仕組みを知ることで子育ての1つ1つが楽しみと発見、感動に変わり、日々の悩みが解決し、育児にゆとりをもって臨むことができます。
育児の声かけ方法やお子さまとの遊びに科学的根拠があることを知ると、子ども達の行動が面白い程よく理解でき、対応することができます。親が育児を学ぶ中で、親自身が成長するチャンスを得ることができ、子どもの成長に合わせて、親も共に成長できる喜びを共有できます。

お子さまのことをより理解することができるようになるため、成長過程を月齢ではなく、その子の適期に合わせてみてあげることができるようになります。

声かけの重要性

声かけで作られる人格、自己肯定感が決まる

お子さまへの声かけと対応方法でお子さまが能力を発揮できるかできないかが決まります。

3歳までの人間としての土台は、お母さまや周りの大人の声かけによってできあがっています。
お子さまが産まれてから9歳までの間に、1000万語のポジティブ語をかけてあげるといいと言われています。1日5ポジです。

かけてあげる言葉は、その子の存在を認めてあげるような言葉、例えば「可愛いお目目だね」とか「綺麗な指先だね」とか「立派なお耳だね」等と言う、その子の存在に対する言葉です。
たくさんのポジティブ語を継続的にかけてもらって育ったお子さまは、自己肯定感が高まり、自信を持って社会に出ていくことができます。

乳児期の性格形成には、親の言動が最も大きな影響を与え、子どもは親の持つ価値観に大きな影響を受けます。
周囲への信頼や自分自身への自信など、人間関係に関わる特徴は、幼少期に決まると考えられています。
つまり人格も形成してしまうのです。

お子さまの本能を伸ばし、悪習慣をさせない

例えば、お子さまが机の上に登っている時、どう声かけしていますか?

「机の上には登りません」、「ダメよ!机の上に乗って!」と言って机から降ろす、声の掛け方は様々かと思います。
ここで大事なのは、「机の上は登るところではない」という社会のルールと、「登りたい」という子供の行動の本質を理解し、結びつけることです。

この場合ですと、「机の上は登るところではないから降りようね。」と声をかけて降ろすのですが、それで終わってしまっては、お子さまの「登りたい」という欲求は満たされません。
お子さまがその行動をするということは、本能で伸ばしたい時期なのです。
そのため、机の上ではなく、別の高い場所で登っても良い場所に登らせてあげましょう。
本能を伸ばしたい時期に伸ばしてあげないと、お子さまの心は満たされておりませんので、繰り返し挑戦してきます。
その行為に対してお母さまが毎回怒って注意をしていると、お子さまは高いところに登ってみたいという興味が薄れてしまいます。
そうなると、3〜4歳くらいになってジャングルジムに登れないお子さまになってしまいます。

お子さまは、本能で伸ばしたいことを、本能で伸ばしたい時期にやってくれます。それを理解しておくと、声かけや対応方法が前向きなものになります。

自分の親から受けた育児から自分を開放しましょう

赤ちゃんを産み、自分が母になり、自分の親から受けた育ちを思い出す機会があると思います。
その際に、ついつい自分自身は未熟な母親だから、自分の親が行っていた躾や考え方が正解と思い込んで、それをそのまま自分の子どもに行ってしまうことがあります。

でもそれは全てが正しいとは限りません。
自分を立派に育ててくれた親には感謝し、今の自身を認める中で、自分自身が親となって行う育児では、自身の親の育児とは切り離して考え、自ら正しい知識を得て自信を持ってお子さまと接していきましょう。

あなたのまわりにキレやすい子がいました。あなたは何をする?

さて、皆さんに問題です。
あなたのまわりにキレやすい子がいました。あなたなら何をしますか?

1.目を見て言い聞かせる
2.目を動かす運動をさせる
3.話を聞く


もしかしたら「3」と思われた方が多いかと思いますが、正解は「2」です!

なぜかと言いますと、目を動かす運動をすると、脳の中の前頭葉という部分に刺激が行きます。この前頭葉という部分は、感情のコントロール、人格形成、指先の運動、眼球運動を司っていて、目を動かす運動をすると、感情が穏やかになってきて落ち着くのです。

これは脳から見た子育ての面白さです。このように、脳の観点から見ると、脳が司るものは決まっているので、どんな遊びをすると脳のどの分野に刺激がいき、結果どんなお子さまになるのか?が見えてくるのです。

ここでは簡単に前頭葉の例をあげましたが、脳には主に5つの部位があります。この5つの部位が司る機能と脳育方法は次回第3回のコラムでご紹介したいと思います!

★11月24日は武蔵小杉でイベントも開催。チェックしてみてください!
http://www.hugkumiplus.net/biyori/mainichi/171001/