産後の体型戻しは、骨盤のゆがみを治すところから


出産という大イベントを終え、一息ついてお風呂の鏡で自分の体を見たとき、どう思いましたか?

「産んだのにお腹出てない?」
「まだ何か入ってない?」
「いろいろたるみすぎじゃない?」
人によってさまざまな感想があったと思います。

とりあえず多くの人が思うのは「妊娠前の体型に戻りたい!」ということではないでしょうか。
そもそもどうして、赤ちゃんがお腹の中からいなくなったのに体型は戻らないのか? と
いう疑問が……。

約10センチほどの赤ちゃんの頭が産道を通り抜けるため「リラキシン」というホルモンの影響で骨盤まわりの靭帯がゆるくなります。
出産によって骨盤が大きく開くのでなかなか元の位置に骨盤を戻すのが大変。
また妊娠中は大きなお腹を支えるために重心が前に移動し、筋肉のバランスも崩れてしまいます。

骨盤のゆがみがひどいと見た目の体型が気になるだけでなく、腰痛や肩こりの原因尿漏れなどのマイナートラブルにも影響してきて悩みは増えるばかり!

私自身は出産直後、分娩室にまだいる間に骨盤矯正ベルトを助産師さんに巻かれました。
「そんなにすぐ!?」と驚いたことをよく覚えています。

これは産院や医師、助産師さんにもよるかもしれないのですが、体にムリのない範囲で早めにはじめる人が多いようです。
ただ産後1ヶ月はまだ悪露が出たり回復しきれていない時期。自分の体や先生に相談してから骨盤矯正をはじめるようにしましょう。

   

産後に骨盤矯正しないとどうなる? 帝王切開の場合も解説!

産後は骨盤矯正が必要!」というのはよく耳にしますが、それをしない場合はどうなってしまうのでしょうか。
人間の体は自然と元の形に戻るのでは……? なんてことも思いますが。

日本製紙クレシア株式会社の調査によりますと、出産経験者の65%が尿もれを経験しているということです。半数以上の人が尿もれ経験者とは驚き。

この原因は妊娠〜出産でとてもダメージを受ける「骨盤底筋(こつばんていきん)」。
骨盤底筋は骨盤の底を支えるとても重要な筋肉で、出産時には約3倍以上も伸びてしまうのです。
骨盤を歪んだまま放置しておくと、内臓の位置のバランスが崩れ、骨盤底筋はさらに支えきれなくなってしまいます。
すると尿もれ冷え下腹部の張り免疫低下などいろいろな問題が生じるように。

一方で「帝王切開でも骨盤矯正って必要なの?」という疑問も。
たしかにお腹を切って出産すれば、骨盤底筋などもあまり緩んでいない気がします。
でも「私は帝王切開だったから産後の体型はまったく問題なかったわ」なんて話聞いたこともありませんよね。
帝王切開には帝王切開の、より気をつけるポイントがあるようです。

帝王切開では腹部を切開するため、腹筋の1つである「腹横筋」やシックスパックとも呼ばれる「腹直筋」に影響してきます。
自然分娩したママたちよりも、腹筋の戻りが遅いというケースも多いようです。

また出産だけでなく、大きなお腹を抱えた妊娠期間でも骨盤は歪んでいきます
分娩方法に関わらず骨盤は歪んでしまうのです。

骨盤の歪みを放置していると尿もれだけでなく
肩こり、頭痛、腰痛、冷え、太りやすい体質になる……など困った症状が起きやすくなってしまいます。

自然分娩でも帝王切開でも産後の体型戻しの悩みは同じ。
とにかく「骨盤矯正は必要」という答えに変わりはないようですね。

   

骨盤矯正のための具体的な方法は?

ここからは骨盤矯正にはどんな方法があるか、具体的に見ていきましょう!

   

骨盤ベルト

一番使用している人が多いのでは? というのが骨盤ベルト
ベルトが骨盤周辺の筋肉を支えてくれるので、筋肉の負担を減らすことができます。

私自身も着用していましたが、キュッとベルトで締めると身体も気持ちよく感じられるのです。会陰切開の痛みも少し緩和されるような、個人的にはそんな感覚もありました。

ベルトは「ただ巻くだけ」なのでとても簡単。面倒くさがりな人にもオススメです。
産後すぐから使用することができ、身体への負担もありません。
いろいろな種類の骨盤ベルトが販売されているので、素材や伸縮性などよく比べてみてくださいね。

   

骨盤ガードル

骨盤ガードルの適正着用時期は産後2〜6ヶ月頃。
ガードルはウエストから締め過ぎてしまうことがあるので、悪露の排出などを考えると産後すぐの使用はできません。
一方でガードルは体形補正の効果があるので、産後のお肉のやり場にお悩みの方にオススメ。
変わってしまったお腹やお尻は元に戻してあげたいですもんね!

   

整骨院・整体

「自分ではどうしようもできない!」という人はプロに任せましょう。
ぎっくり腰、肩こり、腰痛の予防、疲労や冷え性の改善にもつながります。
保険診療がきけば価格もそこまで高くはないはずですよ。

ちなみに整骨院整体の違いは

整体・・・骨盤や背骨など、身体の支えとなる部分を調整して整える場所。体全体のバランスを整えてくれる。

整骨院・・・痛い場所ピンポイントに機器などを使って治療する場所。「ほねつぎ」とも呼ばれる伝統治療。

どちらも1回ではなかなか治りません。骨盤が元の位置に戻るまでだいたい4〜5回通う人が多いようです。
プロに頼みたいという人にはオススメですよ。

   

体操、ストレッチ

身体を動かすのが好きな人や「自宅でできることを頑張りたい!」という人には体操ストレッチがオススメです。

そういえば私も産後、病院から「骨盤戻し体操」という体操方法が書かれた用紙を渡されました。
体操やストレッチなどにはいろいろな方法があると思いますが、産後すぐは身体の状態も万全ではないのでムリのない範囲ではじめてくださいね。

   

骨盤矯正をすればこんな効果が……!

骨盤矯正をして骨盤が正常な位置に戻ると、はたしてどれくらい、どんないいことがあるのでしょうか?
もちろん個人差はありますが、以下のような効果が期待できます。

・腰痛がなくなる
・膝の痛みがなくなる
・腱鞘炎がなくなる
・背中、肩のこりがなくなる
・授乳中に首が固まることがなくなる
・脂肪燃焼効果でダイエット効果がある
・お尻が小さくなる

身体を支える骨盤を元の位置に戻すだけで、こんなに嬉しい効果がたくさん……!

骨盤を正常な位置に戻すと身体全体の血流が良くなり、自然と痩せやすい体質になるようです。
また骨盤矯正を続けていくと、骨盤だけでなく身体全体のバランスも整ってくるのですね。
ママのお悩みである肩や背中のこりまで改善してきます。

何度も言いますが、もちろん個人差はあります。
でも歪んだ骨盤を放置するよりは、確実に良い効果が出てくるでしょう。

   

骨盤矯正は、いつからいつまでするべきなのか?

実際に出産してから、骨盤矯正いつからいつまでするべきなのでしょうか。

答えは一言では言えないのが現状。
アイテムや施術内容によっても変わってくるのですが、参考程度にお伝えすると以下のとおりです。

【骨盤ベルト】
産後すぐ〜6ヶ月頃
費用は3000〜10000円程度

【骨盤ガードル】
産後2、3ヶ月〜6ヶ月頃
費用は2000〜10000円程度

【整体/整骨院】
産後2ヶ月頃〜6ヶ月頃で、通う頻度は5〜10回程度
費用は3000〜10000円程度と場所によってかなり違う

どの場合も「産後6ヶ月頃までに」というのが多いよう。
産後の骨盤と靭帯などは緩んでいるのですが、それが固まってきてしまうのがだいたい産後半年頃。だからそれまでの「治りやすいうちに治していく」というのがオススメなのです。

   

身体がスッキリすれば心もスッキリ! 育児をもっと楽しもう

骨盤矯正の効果、おわかりいただけたでしょうか?
1人の人間を生み出しているのですから、身体が変わってしまうのは当然。
骨盤を正しい位置に戻すだけで、健康とスタイルアップに効果があるなんてとても嬉しいですよね。

身体がスッキリすれば、必ず心もスッキリします。
肩こりが原因で頭痛がしていた人も、腰痛がひどくて思いきり遊べなかった人も、きっと楽になるはずですよ。

育児をもっと楽しむために、ママがもっと笑顔でいるために、産後の骨盤矯正をぜひ考えてみてくださいね!
でも産後すぐはけっしてムリのないように、できる範囲からはじめていきましょう。

参考:恒心堂接骨院
https://www.koshindo.jp/body/574/

参考:日本製紙クレシア株式会社
https://www.nipponpapergroup.com/news/mt_pdf/200186674.pdf

参考:高円寺駅前整体院
https://noda-chiro.jp/帝王切開と骨盤の骨盤矯正.html

参考:美的.com
https://www.biteki.com/life-style/wellness/268605

参考:せたがや手技均整院
http://setakin.com/pregnancy04.html

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