この記事の目次

   

トイレトレーニングとは

赤ちゃんが成長するにつれて「トイレトレーニング」が気になりませんか?
筆者自身、トイレトレーニングが気になっていた1人です。

以前、先輩ママへお尋ねしたところ「トイレは自然にできるようにならないね!」とのお言葉をもらったことがあります。
3人を育児してきたママでさえそう言うのだから「トイトレは誰もが避けては通れないハードルなんだ!」と実感しました。

トイレトレーニングのハードルって、山のように高いのでしょうか?
はたまた、歩いても越えられるくらい低いでしょうか?

この記事では、今まさに3歳男児のトイトレに取り組んでいる筆者が調べた「トイレトレーニング」についてお伝えします!

   

トイレトレーニングではぐくむのは「子供の自立と自信」

生まれてしばらくは「お世話してもらうだけ」の存在だった赤ちゃん。
そんな赤ちゃんは、時期がくると手で物を持ち、食べ、自分の足で歩き、言葉をしゃべり始めます。
これはすべて、子供が自分の力で生きていくための1歩です。
トイレトレーニングもこれと同じで、子供が自立していく歩みの1つです。

トイレトレーニングのやり取りのなかで、子供は「自分でトイレができる!」という自信もはぐくんでいきます。
これは、心の強さの土台となる「自己肯定感」にもつながる大切な工程です。
だからこそ、トイレトレーニングでは「怒らない」ことが大切と言われています。

   

身体機能から見たトイレトレーニングとは

身体の機能面で言えば、赤ちゃん時代の排泄は「反射」で行われるため、赤ちゃんが「尿意」や「便意」を感じることはありません。
とにかく「溜まったら出る」の繰り返しです。
これが1歳頃になると、おしっこが溜まった感覚が脳に伝わるようになります。
そして2~3歳頃になると、膀胱におしっこを溜められるように身体が成長していきます。

そして、こんなふうに育った身体の機能を自分の意思でコントロールするのが「トイレトレーニング」の目的です。
まさに「子供の自立の第1歩」と感じられますね。

   

周囲の大人が手助けしてトレーニングしよう

身体の機能が自然に育ったからと言っても、子供が自然にトイレに行けるようになるわけではありません。

「トイレに行く」という行動は、細かく分けると、

・「おしっこやうんちをしたい」という気持ちを認識し
・自分の足でトイレに行き
・パンツを下ろし
・トイレをする

と4つの工程に分けられます。

これをすべて子供1人で行えるようになるには、パパとママをはじめ、周囲の大人の手助けが必要不可欠です。
さらに「子供の心の成長」も尊重して、トレーニングを行うことで、子供の自立をはぐくむことにもつながりますよ。

さて、トイレトレーニングとは何か、なんとなく分かってきたのではないでしょうか。
それでは、具体的にどんなふうに始めたらいいのでしょうか?
次はトイレトレーニングの始めどきを確認してみましょう。

参考:日本小児泌尿器科学会 
http://jspu.jp/ippan_013.html

   

トイレトレーニングはいつから始める?

さて、世の親子はいつ頃からトイレトレーニングを始めているのでしょうか?
平均の年齢が気になるパパ・ママもいることでしょう。

株式会社ベネッセコーポレーションが提供している通信教育「こどもちゃれんじぷち」には保護者向けの冊子「こどもちゃれんじぷち通信」が付いていますが、ここで2018年度版「こどもちゃれんじぷち通信6月号」に掲載しされていたアンケートをご紹介させていただきます。

トイレトレーニングを開始した子供の年齢は「2歳~2歳6ヶ月未満」がもっとも多く38%、次いで「1歳6ヶ月~2歳未満」が30%、それから「2歳6ヶ月~3歳未満」が15%、「1歳~1歳6ヶ月未満」が13%と続いています。

平均的には1歳半~2歳半までにトイレトレーニングを開始している家庭が多いようですね。

   

トイレトレーニングを始められる? チェックリスト

とはいえ、トイレトレーニングを始めるには「子供の準備が整っているかどうか」を見極めることが重要です。
そのためには、お子さんが下記の3項目に当てはまるかどうかを確認しましょう。

1.一人で立って歩ける
2.オムツが濡れていない時間帯が2~3時間ある
3.問いかけに言葉で答えられる

トイレトレーニングを始めるためには、この3つはすべてできるようになっているのが望ましいと言われています。
とはいえ「うちの子はまだ……」と肩を落とさないでくださいね。

子供の発達には個人差があります。

チェック項目1~3の内容が早くできるようになる子供もいれば、できるようになるまで時間がかかる子供もいることは言うまでもありません。
たとえば、努力が結果につながる「能力」(例:数字を覚えられる・足が速い、など)と、上記の「発達」は別ものです。
パパ・ママは焦らずに子供の成長を見守ってあげてください。

   

保育園・幼稚園の入園があって焦る!トレーニング完了すべき?

2~3歳くらいのお子さんをお持ちだと「来年から保育園(幼稚園)だから頑張ってトイトレしなきゃ!」と焦るパパやママもたくさんいるようです。
しかし保育園や幼稚園の入園を前にして、トイレトレーニングを完了させなければならないのでしょうか?

この答えは、入園を希望している保育園や幼稚園の入園規定によって変わります。

入園規定に「オムツが外れていること」と書かれていれば、トイレトレーニングを完了しなければならないし、特に何も書かれておらず注意事項としても説明されなければ、オムツがはずれていなくても大丈夫だということです。
実際は、オムツはずれが完了していなくても、入園できる保育園や幼稚園は少なくありません。
特に、保育園は柔軟な対応をしてくれる園が多いようです。

これに関して、2人兄弟を幼稚園に預けているママさんが次のような経験をお話してくれました。

「私の子供は2人とも2歳から入園しました。
幼稚園の先生は「園の生活に慣れたらオムツが取れていくので、心配しないでいいですよ」と暖かく見守ってくれました。」

不安になりがちなオムツはずれについてママを安心させてくれる、素敵な幼稚園ですね。

気をつけておきたいことは、オムツがはずれていないと入園できない幼稚園もあるということです。
入園規定に無い場合でも、オムツはずれが完了していれば受験に受かりやすいという幼稚園もあります。

むやみやたらに焦ってトイレトレーニングを行うのはオススメできませんから、心配になったらまずは入園規定を確認してみましょう。
入園説明会や見学の際に幼稚園の先生へ直接問い合わせるのもオススメです。

参考:こどもちゃれんじぷち通信(2018年6月号)

   

トイレトレーニングの進め方

トレーニングの開始時期がわかったら、次はトイレトレーニングの進め方を確認しましょう。
具体的には、以下のように進めるのがオススメです。

1.トイレを知ってもらう
2.トレーニング向けに環境を整える
3.トイレに行って座ってみる
4.1日数回トイレに行って座ってみる
5.排泄前に「トイレ」と言えるようになる
6.パンツを履いてみる
7.外出時・夜のトレーニングをする

それでは、この項目をそれぞれ解説させていただきます。

   

トイレを知ってもらう

「トイレが怖い・嫌い」と感じてしまう子供は案外多いです。
子供に「トイレが嫌い」という感覚を植え付けてしまう前に「トイレは気持ちいいよ!楽しいよ!」というイメージを知ってもらいましょう。

具体的には、トイレ関連の絵本やDVDを一緒に見たり、毎日の会話の中で「ママやパパはトイレに行く」ということを伝えたりすることがオススメです。
ぬいぐるみや人形を使ったごっこ遊びの中で、ママが「私、おしっこに行ってくる~」と言って、トイレをするまねをさせるのも効果があります。

   

トレーニング向けに環境を整える

子供に楽しくトイレに行ってもらうために、トイレ周りの環境を整えましょう
これは「1.トイレを知ってもらう」と同時に行うのがオススメです。

トイレにキャラクターもののポスターを貼ると、子供が自分からトイレに行きやすくなります。
補助便座やおまる・トイレカバーなどを子供が好きなキャラクターものにするのもいい方法ですね。
トイレの照明が暗い場合は、ワンランク明るい電球に交換しておくのをオススメします。

   

トイレに行って座ってみる

準備が整ったら、とりあえずトイレに行って、座ってもらいましょう
ここでは「子供がトイレに興味を持つことが重要だ」と考えてくださいね。
パパやママがトイレに行く様子を見せるというのも1つの方法です。

   

1日数回トイレに行って座ってみる

トイレという環境に慣れてきたら、タイミングを見計らっておしっこに誘ってみましょう
誘うタイミングは、

・起床時
・就寝前
・食後
・帰宅後

がオススメです。
最近、日中をパンツで過ごせるようになった筆者の息子の場合、トレーニング中は「お風呂の前」に誘って成功することがよくありました。

   

排泄前に「トイレ」と言えるようになる

「1日数回トイレに行って座ってみる」ということを繰り返すうちに、子供は自分から「トイレに行く」や「しっこしたい」などと口に出せるようになっていきます

この前段階として「おしっこ(うんち)出ちゃった……」と、出た後にしか教えてくれない、と悩む時期があるかもしれません。
しかし、こんなときも「教えてくれてありがとう!」としっかり褒めることが大切です。
子供自身も残念に思っているはずなので、その気持ちに寄り添ってあげましょう。

   

パンツをはいてみる

「 5.排泄前に「トイレ」と言えるようになる」ということが少しずつできるようになってきたら、パンツのはかせどきです。

パンツをはかせる際「おもらししてしまったら嫌だなぁ」と思う親御さんもいるかと思います。
しかし、パンツの中でもらしてしまうことで、子供は「もらすと気持ちが悪い」ということを学べます。
パパとママは、初めから「子供はおもらしするものだ」と思っておくようにしましょう。

子供がもらしてしまったときは、叱るのではなく「もらして気持ち悪かったね」と言葉にすることで、子供の学びが促進されます。
もらす前にトイレに行けたら、思い切り褒めちぎってあげてくださいね。

   

外出時・夜のトレーニングはこうしよう!

昼間、おうちでオムツが外れたら、外出時のトイレトレーニングに挑戦しましょう。
外出時のトイレトレーニングは、下記の項目に気をつけて行います。

・往復の道のりや遊び場にトイレがあるかどうかを確認する
・公園や児童館など、もらしてもいい場所へ出かける
・着替え(洋服上下・パンツ)を多く持っていく

夜のトイレトレーニングは、トレーニングの中でも最後のハードルです。
というのも、夜おねしょをしないようになるためには、もっと身体が成長する必要があるからです。

具体的には、
“朝までのおしっこを溜められるくらい、膀胱が大きくなること、
夜、熟睡するときに分泌される「抗利尿ホルモン」が働くこと”
が必要になります。

昼間オムツがはずれても、夜おねしょしてしまうのは、膀胱がまだ小さいためかもしれませんし、抗利尿ホルモンの働きが未熟なせいかもしれません。
トレーニングの方法としては、しばらく夜だけオムツをはき、朝、オムツが濡れていない日が続いたらパンツに挑戦してみる、というのがオススメです。

参考:ベネッセ 教育情報サイト
https://benesse.jp/kosodate/201612/20161227-2.html

   

トイレトレーニングがなかなか進まず困った! 成功のコツは?

基本のトイレトレーニングの流れをご紹介しましたが、現実は、なかなかこの通りに進まないのがトイレトレーニングです。
ここでは、トイレトレーニングの際につまずきがちなことをピックアップしました。
成功への対処法をチェックしてみましょう。

   

【困った!その1】トイレで遊んでしまう

子供がトイレに集中できる時間は2~3分程度と言われているので、長時間トイレの中で遊ぶのをとがめる必要はありません。
時間が経ったら、さっとトイレから引き揚げましょう。
子供へは怒ったり叱ったりする必要はありませんが「トイレは遊ぶところじゃなくて、おしっこするところだよ」ということを、きちんと言葉にして伝えましょう。

水を流して遊ぶ子供へは「おしっこしたら流せます」と伝えて、トイレができたときのご褒美にするのも1つの手段です。

トイレットペーパーを引き出して遊んでしまう場合は、トイレットペーパーを小分けに畳んでカゴに入れておき、ペーパーロールは隠してしまいましょう。

キャラクターグッズで遊んでしまう場合は、一度グッズを隠して、子供の様子を見てみてください。トイレ嫌いにならないようであれば、グッズを隠したままトレーニングを進めてみましょう。

いずれにしても「トイレ=おしっこやうんちをするところ」という認識が育てば、子供はトイレで遊ばなくなります。

   

【困った!その2】トイレに座らない・トイレを嫌がる

トイレに座らなかったり、トイレを嫌がる理由にはさまざまな原因が考えられます。
まずは、トイレを知ってもらう段階に立ち返り、トイレの環境を見直してみましょう。
おまるを使っている場合は、場所をトイレからリビングに変えてみるという方法もあります。

座らない・嫌がる原因のなかには、パパやママの反応が、子供にとって「嫌な反応」である場合もあります。
たとえば、トイレに失敗する度にパパやママが落胆していると、子供もガッカリしてトイレを嫌いになってしまうことも。
失敗したときに叱るのも同じことが言えます。
子供は親の気持ちを感じとるものなので、ガッカリやイライラを全面に出さずに子供の気持ちに寄り添ってトレーニングすることが大切です。

   

【困った!その3】「トイレ」と言わない、教えない

子供によっては「トイレ」や「行く」などと言葉に出さなくても成功する場合があります。
タイミングを見逃さずトイレに誘ってみること、失敗しても出たことを報告してくれたら「教えてくれてありがとう!」とほめることを、何度も何度も繰り返してみましょう。

子供の感覚に合った言葉を探してみるのも1つの手段です。
トイレの感覚を伝える言葉は「トイレに行く」だけではありません。
「しっこ」や「むずむず」といった言葉でもOKです。

   

【困った!その4】男の子のトイレ・女の子のトイレがわからない

ママ1人・パパ1人でトイレトレーニングに取り組んでいると「異性のトイレってどうするの!?」という悩みも出てきます。
できることなら、一度、同性の親から子供にトイレを見せてあげられるといいですね。

そうもいかない親御さんのために、下記のサイトをご紹介します。

◆ベネッセ 教育情報サイト「男の子のトイレトレーニングをうまくやる方法」
https://benesse.jp/kosodate/201612/20161227-3.html

◆ベネッセ 教育情報サイト「女の子のトイレトレーニングをうまくやる方法」
https://benesse.jp/kosodate/201612/20161227-4.html

ぜひ参考にしてみてくださいね。

参考:こどもちゃれんじぷち通信(2018年6月号)

   

トイレトレーニングの強い味方! 便利グッズはコレ

ここで、トイレトレーニングに必ず役立つアイテム情報をお届けします。
トレーニングを始める際はもちろん、トレーニングに行き詰ったときも参考にしてみてくださいね。

【必須アイテム】おまる or 補助便座

子供が快適にトイレをするために必要なアイテムが、おまる補助便座です。
それぞれの特徴を説明させていただきます。

◆おまる
トイレ以外の場所でもトレーニングできる
踏ん張る練習になる
補助便座より掃除が面倒

◆補助便座
掃除が手軽
置き場所にスペースを取らない
踏ん張る練習のためには踏み台が必要

最近は補助便座としても利用できるおまるや、踏み台付きの補助便座も発売されています。

   

【必須アイテム】パンツ or トレーニングパンツ

パンツトレーニングパンツも、トイレトレーニングには必須ですね。
トレーニングパンツには布製と紙製があります。
それぞれの特徴を説明させていただきます。

◆普通のパンツ
・子供が「おもらし=気持ち悪いこと」と覚えやすい
・おもらしに対応するのに手間がかかる

◆布製のトレーニングパンツ
・股の部分が分厚い層なっていて、おしっこ1回~数回分なら吸収してくれる
・層が厚いほど漏れにくい
・層が厚いほど洗濯後に乾きにくい
・普通のパンツに似ているので子供のやる気につながる
・紙製トレーニングパンツより、子供が「おもらし=気持ち悪いこと」と覚えやすい
・紙製トレーニングパンツより漏れやすい

◆紙製のトレーニングパンツ
・オムツと同じ形だが、オムツよりも「おしっこをした」と感じやすい
・使い捨てなので洗濯しなくていい
・漏れにくい
・排泄1回ごとに交換する必要があるため費用がかかる

参考:ベネッセ教育サイト
https://benesse.jp/kosodate/201702/20170202-3.html

   

トイレ絵本で楽しく学べる!

子供に「トイレは楽しいよ~」と教えるには、絵本の力を大いにお借りしましょう!
わ具体的には、下記のような本をオススメします。

◆おしっこって何?を教えたい方へ「ノンタンおしっこしーしー」
「ノンタンおしっこしーしー」

◆うんちって何?を教えたい方へ「うんち」
「うんち」

◆男の子のトイレを教えたい方へ「おとこのこトイレ」
「おとこのこトイレ」

◆女の子のトイレを教えたい方へ「おんなのこトイレ」
「おんなのこトイレ」

   

シールと台紙でもっと楽しいトレーニングを!

トイレのドアに台紙を貼っておき、トイレに成功したらシールを貼れる、というシステムにすると、子供がゲーム感覚でトイレトレーニングに取り組むことができます。

シールと台紙は「ご褒美シール」といった商品名で販売されているので、文房具売り場や通販でチェックしてみてください。
オムツメーカー・ユニ・チャームのサイトでは、ミッキーのシール台紙を無料でダウンロードすることもできるので、利用してみてくださいね。

参考:ユニ・チャーム「トレパンマン ごほうびシール台紙」
http://www.unicharm.co.jp/trepanman/ouen.html

   

決め手はタイミング。お子さんのペースを見極めて。

今回は「トイレトレーニング」についてお伝えいたしましたが、いかがでしたか?

トイレトレーニングの最中は、うまくいかずに悲しかったり、イライラしたりすることが必ずあります。
そんなときは一度トイレトレーニングをお休みするのも1つの手段です。
もしかしたら、お子さんのタイミングやペースが合っていないのかもしれませんから。

筆者は「3歳を過ぎたらパッとオムツが取れた」「幼稚園に行き始めたら周りの子供の影響でオムツはずれした」という先輩ママの声をたくさん聞いてきました。
そのなかには「保育園にお任せして家では何もせずにオムツを取ってもらったよ」というママもいました。

オムツが取れずに大人になる子供なんていない」という言葉を信じて、たまには「しばらくオムツでいいや~」と気楽に構えてみてはいかがでしょうか。

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