ウイルス性胃腸炎は、乳幼児のかかるお腹の病気でも圧倒的に多い病気。
症状や原因、治療法についてまとめてみました。

   

胃腸炎の原因

胃腸炎には種類があります。今回主に紹介するのはウイルス性の胃腸炎ですが、もう1つ有名なものでいえば細菌性胃腸炎、いわゆる食中毒とよばれているものです。

食中毒は7月から10月にかけて流行し、激しい下痢や嘔吐、腹痛が主な症状となり、子供は重症化しやすいので要注意な病気となっています。

ウイルス性胃腸炎は名前の通りウイルスに感染することで起こる胃腸炎で「おなかのかぜ」と言われることも。ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスは数多く存在しており、どのウイルスも感染力が非常に強いことが特徴です。

初秋から春先にはノロウイルス、真冬にはロタウイルスが流行し、アデノウイルスは夏をピークに一年中見られます。どの時期もかかる可能性のある病気ということですね。感染経路としては食品や感染した人との接触が主なものになっており、感染力が非常に強いので家族間での感染は注意が必要です。

   

ウイルス性胃腸炎の症状

細菌性胃腸炎と同じく、急激な嘔吐や下痢、発熱からはじまります。特にうんちに関しては水っぽくおむつから溢れるほどで1日で10回以上でることもあり、脱水症状にも注意が必要です。

腹痛も伴いますので、痛いと伝えられない赤ちゃんは不機嫌になり食欲も減退します。また、ウイルスにより症状に多少の違いがあるのでサインを見逃さないようにしましょうね!

ロタウイルス感染症

食欲が無くなり突然吐き出します。嘔吐に続いて下痢を繰り返すのですが、下痢が白っぽいこと、少し酸っぱいにおいがすることに特徴がある感染症です。発熱することもあり重たい症状がでることが多いようです。下痢の症状が1週間ほど続くこともあり、期間が長いことも特徴となります。

ノロウイルス感染症

嘔吐や下痢、腹痛がおこることはロタウイルスと似ていますが、発熱や血便は少ないです。幼児の場合、嘔吐の症状が特に目立つことが多い感染症となっています。また、1日から2日と短い期間でひどい症状が治まるのもロタウイルスとの違いですね。

アデノウイルス感染症

症状は軽度な風邪程度から重症の扁桃腺炎、肺炎、結膜炎、嘔吐下痢症など様々ですが、多くみられるのが発熱咽頭痛で、子供の場合はこれらの症状が出ても元気であることが多いそうです。代表的な疾患に夏にピークを持つ「咽頭結膜熱(プール熱)」や「流行性角結膜炎(はやり目)」があります。

   

ウイルス性胃腸炎の治療法

ウイルス性の病気のため特効薬はありません。安静にして、消化の良い食事を心がけることが治療の基本。処方される薬としては整腸薬や嘔吐止めが多いです。

しかし、嘔吐や下痢の症状から脱水症状に陥りやすいので脱水予防も重要になってきます。水分補給は少量を回数多く飲ませることを心がけ、上手に補ってあげるようにしましょう。大量の水をとってしまうとかえって吐いてしまいますので、焦らず少しずつ与えてあげてください。補給する水分は、湯冷ましや麦茶などでもちろん構いませんが、下痢や嘔吐が激しいときや2日から3日間続くときは体内の電解質バランスが崩れるので乳幼児用イオン飲料など電解質を含むものをおすすめします。

嘔吐が治まり、下痢だけになると食事を再開させましょう。野菜スープなどの、水分が多く消化がいいものにしてあげてくださいね。水分補給だけの状態がずっと続くとかえって下痢が長引くこともあるので、注意が必要です。

   

予防について

ウイルスが原因のかぜの一種となりますので、予防としては「ウイルスを持ち込まない」ことが非常に大切になります。周囲で流行しているときは、まず家族が手洗い・うがいを徹底し、外出時にはマスクをつけましょう。

また、このウイルス性胃腸炎は前述通り感染力が高く大人にも感染します。家庭内感染を防ぐために、吐いたものの処理は使い捨ての手袋をし、掃除に使用したものは捨てるようにしてください。食器の消毒までできるといいですね。また、布団は汚れても捨てることができないので、洗って消毒した後に乾かしてアイロンをかけてウイルスを残さないように心がけましょう。

ロタウイルスには予防接種が存在しています。
ワクチンは飲むタイプとなっていて、2回接種と3回接種の2種類あります。高月齢で摂取すると副反応で腸重積(腸がかさなりあい食べ物がとどまってしまう症状)を起こしやすくなることが判明しているため、6か月から8か月までに接種することになっています。

   

まとめ

ウイルス性胃腸炎は子供はもちろん家族全員に感染する危険のある感染症。
予防を徹底すること、感染してしまったあとは感染を広げないようにすることを心がけていきましょう!

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