気温も高くなってきて、そろそろプールの季節です。
夏のプールで流行するとされていたことから名付けられた「プール熱」。
今回はこのプール熱の症状や治療法について一緒に見ていきましょう!

   

プール熱(咽頭結膜熱)って?

一般的にプール熱とよばれますが、
正式な病名を「咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)」と言います。
アデノウイルスを原因に起こるウイルス性の病気となっており、夏から秋口にかけて流行しやすいです。

shutterstock_128077298

しかし、冬にも流行することがあり、「プール熱」と呼ばれてはいるものの1年中感染の危険性がある病気となっています。
5歳以下の乳幼児か多くかかる病気ですが、ウイルスのタイプによっては小学生や大人にまで感染するんです。
感染経路としては飛沫感染や接触感染があげられます。以前は夏にプールで感染するとされており、そのため「プール熱」と呼ばれていました。

しかし実際は、プールで感染するというより、感染した子のタオルを使ったり、せきやくしゃみなどから感染したりすることが多いようです。
このアデノウイルスは感染力が非常に強いので、家族で生活していると兄弟姉妹の間でうつることもよくあります。

家族内での感染を防ぐためにも

・タオルを別々にする
・目ヤニはティッシュでふく
・布おむつを使っている赤ちゃんは使い捨てできる紙おむつにする
・手をよく洗う

shutterstock_260417144

などの予防を行いましょう。
また、ウイルスは1か月以上唾液やうんちに出るので、治った後も油断せずに感染防止を行う必要があります。

   

症状について

プール熱は以下のような症状がでます。

・高熱
・のどが腫れ痛む
・白目やまぶたの裏側が赤くなる
・目ヤニがでる

上記のような症状のほかに赤ちゃんの場合は、下痢や嘔吐を伴うことも多いです。
また結膜炎の症状が出ない場合もあります。
のどの痛みと前後して熱が上がり、39から40度の高熱が4から6日程度続きます。
治るとすぐに熱が下がってしまうのも特徴の1つです。
また、全身の倦怠感や頭痛、食欲不振を訴える場合も多く見られます。

   

検査・治療について

アデノウイルスによる感染かどうかは小児科で調べてもらうことができます。
のどを綿棒でこすり、そこにウイルスが存在しているかを調べるという検査が一般的です。
時間も15分ほどしかかかりません。

この検査で、アデノウイルスへの感染が判明し、さらに高熱やのどの痛み、結膜炎の症状がみられると「プール熱」と診断されます。
治療方法なのですが、プール熱はウイルス性の感染症のため特効薬が存在しません。
そのため、高熱がつらいときに解熱剤が処方されたり、結膜炎には点眼薬が処方されたりなど「症状をやわらげる」ことに重点を置いた治療を行います。
高熱が続くため、家で静かに休ませることが重要です。

また、脱水症状をふせぐために水分補給をこまめに行うように心がけましょう。
のどが痛むため、冷たいゼリーやのどごしのよいスープなどを準備してあげるのもいいですね。
ただし、下痢などの症状があるときは冷たすぎるものは与えないようにしてください。

shutterstock_289295759

   

プール熱と出席停止期間

学校保健法でプール熱は第二種伝染病に指定されています。
このため、感染が判明すると出席停止となります。
熱が下がったからすぐに登園、登校できる!というわけではなく、症状がなくなって2日経過しないと、登校可能時期とみなされないことを覚えておいてくださいね。

   

予防法

一番の予防は感染者との接触を避けること。
町中などでは難しいですが、家族が感染してしまった時などは、
極力接触を避けたほうがいいでしょう。

また、プールに行った際は、水泳前後のシャワーや、プールを楽しんだ後の目洗いやうがいを徹底することも大切です。
もちろん、ほかの感染症と同様に、うがいや手洗いの予防も有効なので普段から習慣をつけておくといいですね。

   

まとめ

高熱や結膜炎の症状などに苦しまされるプール熱
発熱期間も長いため子供の体力をどんどん奪っていきます。
予防が第一ですが、もしも感染をしてしまったら安静にすること、感染を広げないことを心がけ回復を見守ってあげてくださいね。

  • カルシウムサプリ
  • DHAサプリ

人気の記事