新生児期から発症する可能性のある脳炎(急性脳炎・急性脳症)は、後遺症の残る可能性が非常に高い病気です。少しでも脳炎が疑われた場合、すぐにでも受診する必要があります。脳炎の原因や症状などについて知り、もしもの時に備えましょう!

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脳炎の原因

ウイルスや細菌が原因で、脳がむくんでしまうのが脳症、炎症が起きてしまうのが脳炎です。しかし原因が不明のまま、脳がむくんでしまったり炎症が起きたりすることもあるんです。

以前は脳の炎症があるかどうかで、急性脳炎・急性脳症と別れていましたが、症状自体は同じであること、はっきり区別がつかないこともあるということで、今はひとくくりで扱われています。

ウイルス性脳炎としては
・単純ヘルペス脳炎
・日本脳炎
・水痘・帯状疱疹脳炎
・ムンプス脳炎

 細菌性脳炎としては
・マイコプラズマ脳炎
・結核

などがあり、まだまだ多くの種類があるんです。

発生頻度が高い病気というわけではありませんが、発症した場合、生死にかかわる場合もあり、治ったとしても後遺症が残ることが非常に多い怖い病気なんですよ。また、急性脳炎・急性脳症は、かかると進行が非常に早いことも特徴で、少しでも異変を感じた場合はすぐに医療機関へ行きましょう。

脳炎の症状

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インフルエンザやはしか、水ぼうそうなどと診断されていて、薬を服用しているが熱が下がらなかったり、嘔吐やけいれん、意識障害がある場合は危険です。すぐに再受診してあげましょう。

脳炎の症状1:意識障害

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ぐったりとしていて、うとうとしていたり、ぼーっとしていたりしている状態です。体を揺らしても意識が覚醒しない、おなかなどを軽くつねっても何の反応もないときは要注意。

脳炎の症状2:けいれん

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けいれんが長引いたり、何度も繰り返すことがあります。

脳炎の症状3:嘔吐

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この嘔吐は、嘔吐中枢からくるもののため、吐き終わった後もぐったりとしてすっきりとしません。吐いたものを誤嚥(嘔吐物を気道に詰まらせてしまうこと)がないように、顔を横に向かせて寝かせてあげてください。

上記のような症状が主なものになります。ほかにも、目の前にいないものに対しておびえたりするなどの、幻覚・幻聴の症状がでることも……。少しでも脳炎が疑われた場合は、時間外であってもすぐに受診しましょう。

脳炎の治療

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急性脳炎・急性脳症は知的障がいや運動障がいを残すこともあるため、できるだけ早期に発見し、早めに治療することが非常に大切です。基本的に入院して治療します。

発症してしまうと、特効薬があるわけではないので症状別の治療を行っていくことになります。脳のむくみを取る脳圧降下剤を点滴し、原因となっているウイルスや細菌に適した薬も投与していきます。ほかにも、けいれんの症状があれば抗けいれん剤を使用し、必要があればステロイド薬が投与される場合も。

前述にもある通り、脳炎は発症すると進行が非常に早く怖い病気です。急性脳炎・急性脳症から子供を守るには、原因になりうる感染症を予防したり、発症した場合に症状が軽く済むようにすることが大切になります。そのためにも、DTP-IPV(四種混合ワクチン)やMR(麻疹・風疹ワクチン)、インフルエンザなどの予防接種は、もらさず出来るだけ早く受けるようにしましょう。

まとめ

急性脳炎・急性脳症は命にかかわることもあり、治ったとしても後遺症の残る可能性が高い病気。一番は発症しないことですが、脳炎自体を予防するのはとても難しいです。脳炎の原因になるウイルス、細菌に対しての予防接種や、かぜを悪化させないことなどが重要になります。特に、月齢6か月を過ぎたころになると、母体からもらっていた免疫力が低下して、かぜにかかりやすくなるので注意してくださいね。もしも、子供に脳炎の症状が疑われたらすぐに病院へ!

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