おたふく風邪は子供がよくかかる病気として知られています。
ですがおたふく風邪について詳しく知っていますか?
今回は、症状や検査方法に加え合併症についても見ていきましょう!

おたふく風邪の原因や症状

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)はムンプスウイルスに感染しておこる感染症です。
咳やくしゃみなどの空気感染や、ウイルスがついたものに触る接触感染が主な感染経路と言われており、まれにですが傷口を通して血液感染をすることもあります。

また特徴として、一度かかると終生免疫がつくため、二度かかることはめったにありません。
症状としては発熱や耳下腺や顎下腺が腫れることがあげられます。
「おたふく風邪」の名前はこの「腫れ」に由来していることは有名ですね。

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この腫れは左右に出ることもあれば片方にしかでないこともあります。
腫れが出ている間は顎を動かすだけでも痛みを伴い、食欲が大幅に減少します。
症状のでる期間としては1週間ほどで、特につらい時期は腫れが出て1〜2日です。
発熱に関しては、38〜39度くらいまで出ることもありますが、2〜3日で下がります。

おたふく風邪と合併症

おたふく風邪といえば顔が腫れる病気と思いがちですが、それだけではありません。
合併症を引き起こす可能性があるからです。
主な合併症はこの3つ。

・無菌性髄膜炎
発熱、頭痛、嘔吐などの症状があります。
細菌性髄膜炎に比べて症状は軽く、後遺症が残ることもめったにありません。
症状の1つとして首が曲がらなくなってしまうので(項部硬直)だっこをすると嫌がったりします。
この合併症は、100人中4〜8人が発症すると言われており、決して可能性が少なくないことがわかります。

・ムンプス難聴
ウイルスが内耳に感染することで引き起こされる合併症です。
難聴は片耳だけに起こることが多いため、気づきにくいです。
おたふく風邪が完治した後も、耳の聞こえ具合には気をつけましょう。
呼びかけても振り向かなかったり、テレビに近づきすぎたりする場合は両耳の難聴が疑われます。
400〜1000人に1人発症すると言われており、少しでも異変を感じたら耳鼻科を受診しましょう。

・精巣炎、卵巣炎
思春期以後におたふく風邪を発症すると、男性は精巣炎、女性は卵巣炎を合併することがあります。
強い痛みを伴いますが、多くの場合片側だけに発症し不妊の原因になることは稀です。

こうした合併症の可能性を避けるためにも予防接種が重要になります。

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予防接種について

おたふく風邪の予防接種は1歳から受けることが可能です。
任意接種ではありますが、症状を軽くしたり合併症予防にもなりますので出来るだけ受けるようにしましょう。
また、「家族がおたふく風邪になったから」と予防接種を受けても間に合いません。
早め早めに受けることが大切ですね。
任意接種となるため費用がかかりますが、自治体によっては一部公費で助成を行っているところもあるので役所に問い合わせてみることをおすすめします。

検査方法と治療

検査としては血液検査が行われます。おたふく風邪の抗体があるかどうかを調べる検査の場合は保険の適用がありませんが、すでに症状が出ている場合は保険の適用がありますので覚えておきましょう。
また治療に関しては、おたふく風邪はウイルス性の感染症のため、特効薬が存在しておらず、安静にして自然治癒を待つことが基本です。熱や痛みがひどい場合は解熱鎮痛剤が処方されることもあります。

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「子供はおたふく風邪に必ずなるのか?」

この質問の答えとしては非常に難しいものになります。
子供を何歳までと定義するかにもよりますし、症状が出るか出ないかという問題もあります。
しかし、あえて答えるとするならば「No」です。
大人になっておたふく風邪を発症することもあり、幼児期にかかるよりも重症化することが多いです。
さらに、幼児期に感染した場合でも30%はほとんど症状がでない不顕性感染と言われており、本当は感染しているのに認識として「おたふく風邪にはなっていない」という場合もあります。

まとめ

おたふく風邪は、「おたふく風邪」としてだけではなく合併症などの恐れもある病気。
予防接種を受け、出来るだけ感染しても症状が軽くなるようにしましょうね。

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