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人工授精は、精子が少ない、運動率が低いといった問題があるカップルに最適な不妊治療です。今回は、人工授精の費用や成功率、リスクや治療法などについて紹介します。

人工授精とは?

人工授精(AIH)は、採取した精子をカテーテルという専用の注射器を使って子宮の奥へ直接注入する方法です。その後は、自然妊娠とは変わらず精子が卵管に入り、受精、着床をします。人工授精では、子宮頚管や子宮膣に直接精子を送り込めることができるので、受精率が高くなります。

人工授精(AIH)が適用されるケースは?

人口受精の適用されるケースは、性交、射精、頸管粘液に問題があるカップルなどに最適です。また、精子の状態があまりよくない場合にも有効な治療になります。主に以下4つだと適用されますよ。

男性側の精子が少ない

精子の濃度が低い場合、精子運動率が悪い場合

射精障害や性交障害がある

射精障害、勃起障害、膣狭窄などの場合

※過去記事、もしかして射精障害?膣内射精障害の原因と克服法を大公開もチェック!

精子と頸管粘液の不適合

頸管粘液の酸性度が高かったり、粘調度が低かったりして、精子が子宮に入るのが妨げられる場合

原因不明の機能性不妊

検査ではとくにわるいところがないが、妊娠にいたらない場合

人工授精は、排卵がきちんと行われていることが条件になります。精子を直接子宮に注入するため、卵子の質がとても大切です。ですので、排卵誘発剤などで卵をしっかり育ててから行います。

人工授精(AIH)の成功率は?

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人工授精の妊娠成功率は約5~10%で、5回くらい行った場合の累積妊娠率は25~30%ほどです。これは、健康な人の自然妊娠率とは変わらないくらい、高確率で妊娠することができます。ただし、6回目以降は回数を重ねるごとに妊娠率は低下します。

人工授精(AIH)にリスクはあるの?

人工授精による妊娠は一般的なものとなっており、日本で1年に生まれる子どものうち約1割が人工授精で生まれています。人工授精によるリスクもほとんどなく、人工授精が原因で発生したトラブルもほとんどないんです。人工という言葉に、リスクや不安を考えてしまうと思いますが、人工授精は自然妊娠に近い治療法といえるでしょう。

人工授精(AIH)は痛いの?出血はある?

人工授精を行う場合、痛みはほとんどありません。まれに出血を伴う場合もありますが、特に問題もないので安心してください。ただし、子宮頸管が曲がっている人は痛みを感じやすくなります。人工授精後の痛みや出血の理由をみていきましょう。

人工授精時の痛み

カテーテルという専用の注射器を使って子宮の奥に注入しますが、その際に子宮頸管が曲がっていると、痛みを感じますがひどい痛みはありません。施術後には痛みがおさまることがほとんどです。

人工授精後の痛み

人工授精後の痛みは、着床痛を感じる人もいます。これは、着床する際に感じる痛みで自然妊娠においても起こることです。また、排卵誘発剤を使用して人工授精を行った場合は、副作用による腹部の痛みや、注射の際に痛みを感じる人もいます。

人工授精後の出血

注射器を使って精子を送り込む際に、子宮頸管を傷つけて出血することもたまにあります。しかし、すぐに治まるので、心配することはありません。また、着床する際に着床出血が起きることがあります。おりもののようなピンクや薄茶色~茶色の出血があり、2日~7日ほど続きます。月経と間違う人もいますが、着床出血は妊娠がうまくいっている証拠です。

人工授精のタイミングと方法は?

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1)排卵日を予測する

超音波検査や尿中のホルモン検査を受け、排卵日を正確に予測します。性行為は排卵日の2日前~前日がベストですが、人工授精はできるだけ排卵に近い時期に行います。

2)精液を採取する

排卵のタイミングに合わせて、精子を採取します。夫が病院の射精室で採取するか、どうしても仕事の用事などで来院できない場合は自宅で採取も可能です。採取された精液は、30分ほど液化させ、洗浄、濃縮させます。

3)精子を子宮に注入する

採取した精液を、専用の注射器で子宮の奥に注入します。麻酔などはせず、あっという間に終わります。注入後は5~10分ほど安静にして、あとは普段の生活通りに過ごして大丈夫です。

人工授精(AIH)の費用は?

人工授精は保険が適用されないため、1回の人工授精で約2~3万円がかかってきます。排卵誘発する方法や、検査の種類によっても変わってくるので、事前に確認してみてください。また、飲み薬や注射代に関しては保険が適用される場合もあります。

人工授精後の過ごし方

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人工授精後は普段どおり生活してもらって構いません。適度な運動や、飲酒や喫煙を控える、睡眠をしっかりとるなど健康的な生活を送っていれば大丈夫です。また、人工授精をした日や翌日に性行為を行えば、妊娠の確率もさらに高まります。人工授精後に妊娠判定ができるのは2週間かかります。不健康な生活を送らず、ストレスを溜めないで生活することも大切です。

おわりに

いかがでしたか?人工授精は自然妊娠と近い方法で治療するため、妊娠率もあまり変わらないことに驚きましたね!人工授精を行う際は、質のいい卵子が必要になってきます。質のいい卵子を形成するため、日頃の食事や運動などを見直し、健康でいることが1番ですね。

妊娠しやすいからだづくりというコラムをまとめています。こちらもチェックしてみてください。

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