ここ数年女性の社会進出に伴い「晩婚化・晩産化」というワードよく聞くようになりましたよね。
しかし年齢が上がるにつれて卵子は老化してしまい、妊娠できにくくなります。

卵子の老化について詳しく知りたい方はコチラの記事を
→後悔してほしくない!!妊娠するためには早めの妊活をおススメします。

1周期あたりで自然妊娠する確率は30歳の時の25~30%から下がり始め40~43歳では5%、44歳以降に妊娠する可能性は1%以下なってしまうのだそう。

そこで今「若い頃の元気な卵子を凍結保存して、将来子供を産みたい」という女性が増えてきているのです。

今回は「最近聞くようになった卵子の凍結保存」についてお話します。

卵子凍結とは?

将来的に妊娠を希望している女性の卵子を窒素で凍結して一定期間施設に保存することです。

以前までは、ガン等の治療で卵巣や卵子に影響がある患者さんのみに卵子凍結は認められていました。
しかし2013年11月より健康な未婚女性でも卵子凍結できるようになったのです。

まだ実施施設は少ないですが、未婚女性でも可能になったことで多くの女性が卵子提供を検討しているそうです。

卵子凍結の妊娠までの流れ

流れは以下の通りです。

1. 診察

 カウンセリング・血液検査・内診検査・超音波検査などを行います。
 病院ごとに違いますが、40歳以上の方極度に肥満な方は卵子凍結ができない場合があります。

2. 排卵誘発

排卵誘発剤と呼ばれる注射や飲み薬で卵巣を刺激して、1度に多くの卵子を採取します。1人出産するのに必要な卵子の数は36歳以下であれば10~25個、37歳以上は30個以上、40歳以上は50個以上必要です。
排卵誘発剤について知りたい方はコチラの記事があります
【薬にする?注射にする?】排卵誘発剤にも種類があるんです!

3. 採卵

細い針を膣から刺して、卵巣内にある卵胞から卵子を吸収し回収します。

4. 凍結保存

採取した卵子の中から良質なものを選び、-196度の液体窒素で瞬時に凍結します。
~凍結期間~

5. 凍結卵子の融解・採精

 顕微授精の予定日に冷凍卵子を液体窒素から37℃の融解液に移し、急速に融解します。
 活発なまま精子を顕微授精させるためには、治療予定時間の2時間以内に採精しなくてはいけません。

6. 顕微授精

 解凍した未受精卵を受精させる場合は、基本的に顕微授精を行います。
顕微授精とは、卵子に精子を専用の針を用い直接注入する方法です。
顕微授精についてより詳しく知りたい方こちらの記事があります→

7. 肺移植

 培養した受精卵の中で良質なものを女性の子宮内に入れます。

8. 妊娠

 肺移植してから14~21日後の判定日に検査を行い、妊娠したかどうか診断されます。

卵子凍結の確率や費用

個々の身体にもよりますが、凍結した卵子で顕微授精を行った場合に出産まで結びつく確率は約10%だそうです。
40歳以上の方が排卵後すぐに顕微授精を行った場合、妊娠する可能性は数%。
その数字と比べてみると、凍結卵子を使用した場合のほうが妊娠する可能性が高いですよね。

費用は安くありません。
病院によって違いますが一例を紹介します。

身体検査・・・2万円
麻酔・・・5万円
採卵・・・20万円
排卵誘発・・・3~5万円
卵子凍結・・・5万円(2個分)

保存した2年目以降は年間5万円の延長料金がかかります。

仮に卵子10個を5年間保存した場合の総額は70万円以上です。

卵子凍結を検討する際は、金銭面もじっくり考える必要がありそうですよね。

卵子凍結の実際


現在は1000人以上の女性が卵子凍結をしていて、出産している方は20人もいません
少ないですよね。多くの方は出産まで結びついていないそうです。

日本生殖医学会のガイドラインにより受精卵の移植は45歳未満までという決まりがあります。
中には45歳までにご縁がなく卵子が捨てられてしまう方もいらっしゃるんだとか。
そういったことも考慮にいれるといいですね。

おわりに

卵子凍結は「将来に子供を産むための希望」ですが、その一方なかなか結果に繋がっていないということも事実です。
現状や今後の計画プランを見直して、後悔しない選択をしたいですよね。
セミナーをしているクリニックもあるそうなので行ってみるといいかもしれません。

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