こんにちは。 野黒美です。
前回に続き、化学流産についてもう少し詳しく掘り下げてみようと思います。

▼前回
妊娠目前のサイン!化学流産(=生化学的妊娠)って?

妊娠を望む人の半数ほどが経験しているのではないかと言われている化学流産。

生理周期や基礎体温を自己管理していると気付きやすいですが、普段から生理不順の方や、なんとなくの感覚で過ごしている方は、化学流産と生理の判断が難しいかもしれません。一説には妊娠の3割ほどが化学流産になるとも言われ、それくらい身近に起こっていることでもあります。

”妊娠しかけた”と受け止めるか、”生理のようなもの”と受け止めるかで、気持ちも変わってくるでしょうから、具体的にどんなものなのか紐解いてみましょう。

妊娠を望んでいた場合、生理予定日以降から妊娠検査薬でチェックして超初期の段階で妊娠の予兆に気付くことができるようになりました。胎嚢が完成する前後に流産してしまった場合を、化学流産(=生化学的妊娠)と呼び、数日後から出血が始まります。

生理=約1カ月の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まる子宮内膜からの周期的出血。
化学流産=受精卵が着床の途中で妊娠が不成立となり、子宮内膜が剥がれ落ち経血となって体の外に出てくること。

このように化学流産も生理も子宮内膜が剝がれての出血なので、出血のみでどちらかを判断するのは難しく、妊娠していたことを知らないまま過ごす場合もあるというわけです。

参考:反復・習慣流産の 相談対応マニュアル
http://fuiku.jp/common/pdf/manual.pdf

参考:日産婦誌59号
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5911-664.pdf

化学流産の痛みや出血量は生理と同じ?

生理の出血量や期間・痛みも個人差が大きいですが、化学流産も同様に人によって、またはその時によってさまざま。
妊娠3~4週で化学流産になってしまった場合、内膜の剥がれ落ちる出血のため生理に似た症状になることがほとんどです。

それ以降の時期になると、胎嚢の形成が始まっているので、経血と一緒に白っぽい半透明の塊が出ることも。一気にドバっと出血するのに備えて、大きめのナプキンを使用した方がいいかもしれません。
トイレに行くごとに出血量をチェックして大きな変化がないか見守ります。

次の排卵準備のために子宮の内膜が剥がれているとき、下腹部痛がある時はムリせずに痛み止めのお薬に頼ったり、楽な体勢で休んだりしてください。 出血の期間も通常の生理と同じくらいですが、長い期間出血が続いたり強い下腹部痛を伴ったりする場合は、子宮外妊娠などの可能性があります。

ひとりで悩まず医師の判断を仰いでください。

化学流産した時の記録 2017/7/22~8/31

以下は私自身の体験を時系列で記録したものです。

生理周期1日目 ⇒ D1 7/22(生理開始)
かかりつけの大学病院“不妊外来”で6月に受けた不育症検査の結果“慢性甲状腺機能低下症”と判明し、投薬治療をはじめる。不妊治療は少し休憩することに。

D5 7/26(生理終了)
いつも通り、5日目には出血が止まる。

D13 8/5(排卵かな?)
不妊治療休憩中のため基礎体温は計っておらず不確かだが、感覚的に排卵かな?と予想。
花火大会で動き回る。軽い下腹痛と倦怠感。

D19 8/10
日帰りで大分の温泉へ。倦怠感と胸の張り、熱っぽさを感じるものぼせた?と流す。

D28 8/19 (生理予定日)
不妊治療を休憩中の為、基礎体温も計っていなかったが早朝から熱っぽくて目覚める。
体温を計ったら37.6℃。もしかして?と胸騒ぎがする。

D29 8/20(妊娠検査薬反応)
夜に飲み会の予定があったので、念のため…とストックしていた生理予定日当日から使える検査薬を試したところ、はっきりと陽性。
はじめての自然妊娠に驚きと戸惑いを隠せず、お皿を2枚割ってしまう。

D33 8/24(再度妊娠検査)
受診の前にもう一度、妊娠検査薬でチェックしてみる。前回より濃い陽性ライン。

D34 8/25(妊娠4w6d)
かかりつけの大学病院“不妊外来”を受診。
状況を説明し、2回陽性反応が出ているのなら尿検査は飛ばして膣内エコーで見てみましょうと内診台へ。
・・・・・胎嚢見えず。
妊娠週数が早めなので見えないという可能性もあるが、異所性妊娠(子宮外妊娠)の可能性もゼロではないので血液検査も追加。経過観察と出血した場合の対処を説明してもらう。
直感で妊娠継続は難しいだろうなと感じ、すぐに夫に知らせる。

D36 8/27(妊娠5w1d)=前々から予定していた1泊旅行へ。夕方から下腹部痛、覚悟してナプキンを装着。
夜中1時くらいから出血がはじまる。夏なのに身体が冷え、重ね着をして寝る。

D37 ⇒ D1 8/28(リセット)
出血量はいつもの生理のくらい。下腹部の鈍痛と寒気は治まらず。
残念な結果を受け止めながらも、静かに落ち込む。

D3 8/30(化学流産)
かかりつけの大学病院“不妊外来”を受診。
出血していることを告げ、内診。
やはり生化学的妊娠(化学流産)でしょうとのこと。
hCG(妊娠すると分泌されるホルモン)を調べるため尿検査。
出血量が少ないので、これから増えるかもしれないと説明を受ける。
この時ドクターがポロリ、「自然妊娠できたじゃない。この言葉が正しくはないと思うけど…ひとつ前進したね。おめでとう。」
あ、そういう視点もあるのだな、と目から鱗。

D4 8/31
出血が止まり、下腹部痛も治まる。

D9 9/6
再度“不妊外来”を受診。
内診と前回の尿検査の結果、妊娠が終了していること、子宮内も綺麗な状態なので処置の必要がないことを確認。
甲状腺機能低下症の治療が落ち着いたら不妊治療再開ですねと言われ、心がざわつく。

化学流産に関する知識も少なく、誰に相談してよいものか思い悩んでいました。
不妊外来に通っていなければ、生理が遅れ妊娠検査薬の陽性ラインを見た瞬間に舞い上がり、出血を見た途端奈落の底へ突き落されたような気持ちになっていたでしょう。

妊娠成立までの道のりの長さを知っておくことは、妊活をするにあたりとても大切なプロセスだなと痛感した出来事でした。

化学流産後の身体・次の生理は?

”化学流産は流産にカウントせず、遅れてきた生理と捉えることが多い”ということは、特別な変化がない限りそのまま次の生理を待ちます。

若干の周期の乱れ(排卵が遅れるなど)は起こりうるので、これを機に生理日と体調の記録や基礎体温を計るなど、自己管理を極めるきっかけにしてもいいかもしれませんね。特別な処置をするわけでもないので、妊活も次の周期からスタートできます。心と身体と相談して、ムリのないスケジュールで進めていってください。

女性の身体はデリケートです。日々のストレス、睡眠時間、食生活に環境の変化。排卵や生理の周期は影響を受けやすく、ひとえに管理といっても難しいですね。

ましてや化学流産の後は、精神的な痛みから立ち直らなければならず、身体のリズムを整えるには時間を要するかもしれません。そんな時はゆっくり寝て、お気に入りの音楽を聴いて、好きなお茶を飲んで。どうかご自分に優しくしてください。

前向きになれたら読んでください

あらめて妊活に気持ちを向けることができたら、今すぐ小さな一歩を踏み出しましょう。
なによりまず身体を温め、血流をよくすることです。

血がしっかりと巡ればホルモンが必要な場所に届くようになり、クオリティの高い卵子の形成を促し、子宮環境も整えます。血流がよくなることは妊活に限らず、女性にとって嬉しいことだらけです。

参考:IVF詠田クリニック
http://www.ivf-nagata.com/concept_keyword.html

2回にわたり”化学流産=(生化学的妊娠)”について考えてみました。
自分の気持ち、ドクターの言葉、ネットで読んだ情報、感じ方も受け止め方もさまざま。迷い苦しむ時は、ちょっとしたことに傷つきやすく立ち直りにも時間が必要です。情報を知ることでこれからの不安も増してしまったかもしれません。

前途多難だったとしても、新しい命を”はぐくむ”こと、恐れないでください。”命の準備=自分を大切にする” そう思いませんか?心の回復にはたっぷりと時間を使い、身体の回復は一日も早く。

みなさまの笑顔につながる言葉をこれからも紡いでいきたいと思います。

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