妊活に必要不可欠なビタミン群

妊活中の女性にとって必要な栄養素は、もっとも知りたい情報のひとつですよね。
以前にもお話しした葉酸亜鉛は妊活中によく耳にする栄養素ですが、それ以外にも妊娠するために必要な栄養素って実はまだまだあるんです。

意外と知られていない栄養素としてビタミンE、ビタミンA、ビタミンB6、B12、ビタミンC、ビタミンDなどが挙げられます。ビタミンCはお肌にも大切なものとしてご存知の方も多いと思いますが、そのほかのビタミンについてはあまり意識して摂ることはほとんどないのではないでしょうか。
ビタミンだけでこんなに種類があるなんて! こんなにたくさん摂れるの? と、少し不安になってしまった方もいるかもしれませんが、大丈夫です。それぞれのビタミンにはどんな効果があって、どんな食べ物から摂れるのか、選びたいサプリメントなどについてもこれから一つずつご紹介していければと思います。

数あるビタミン群の中から今回は、別名子宝ビタミンと呼ばれるほど妊娠と深い関係があるビタミンEについて詳しくお話ししていきましょう。

ビタミンEの効果・効能

ビタミンEの主な働きには抗酸化作用があります。これは身体が酸化するのを防ぐ作用のこと。人の身体には常に活性酸素というものが作られていて、この活性酸素が身体を酸化させて老化に導いたり生活習慣病を招いたりすることも。そこで抗酸化作用のあるビタミンEを摂取することで、老化を防ぎ若々しくいられる効果があります。

またビタミンEが、別名子宝ビタミンと言われているのをご存知ですか? なぜそんな風に呼ばれるようになったのでしょうか。

ビタミンE黄体ホルモンと深い関わりがあります。黄体ホルモンとは高温期に分泌されるホルモンで、子宮内膜を厚くふかふかにして着床しやすくする働きをするため、別名妊娠ホルモンとも呼ばれています。この黄体ホルモンを作る原料となるのがビタミンEなのです。

つまり妊活中の女性にとって、とても大切な栄養素であると言えますね。このビタミンE、効率よく体内に摂り込むには単体よりも、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が格段にアップします。ビタミンCには肌荒れや美容に効果があるほかに、ストレスへの抵抗力を高めたり、鉄分の吸収率を良くする働きもあります。お互いの相乗効果が期待できるので、ぜひ一緒に摂ることをオススメします。

食べ物や果物から摂取するには

早速今日からでも積極的に摂り入れていきたいビタミンE。では、どんな食べ物から摂れるのでしょうか。

ビタミンEはアーモンドやピーナッツなどのナッツ類植物油に含まれています。野菜ではカボチャほうれん草、そしてアンチエイジングに効果があると一時期大ブームになった食材、アボカドにもビタミンEが含まれています。飲み物では煎茶に多く含まれているので、日本人には比較的取り入れやすい栄養素と言えるでしょう。
小腹が減ったときや、おやつタイムにはアーモンドやナッツ類を積極的に摂るようにしてみるのもいいですね。

欠乏するとどうなる?

ではビタミンEが体内で不足するとどのような症状が現れるのでしょうか?
近年、ビタミンE欠乏症は先進国ではまれであり、主に発展途上国で多く見られるそう。それほど、日本に住む私たちにとっては身近なものから摂取しやすい栄養素なんですね。

活性酸素を退治してくれる働きがあるビタミンE。これが不足すると、体内では活性酸素の影響を受けることによって色素細胞のメラニンが体外へ放出されず、皮膚が弱くなりシミができやすくなったりと皮膚トラブルが起こります。そして活性酸素が細胞を刺激すると、細胞膜が破壊されることも。特に赤血球の膜は壊れやすく、これが破壊されてしまうと酸素を運ぶ能力が失われるため、めまい貧血などの症状を引き起こすことがあります。

さらにこの活性酸素はとても厄介で、血管自体にもダメージを与えます。すると過酸化脂質やコレステロールが血管内壁に付着し、動脈硬化を引き起こすのです。脳や心臓の血管にも起こるので、血管への負担は大きく、高血圧の症状が出ることもあります。
また小児においては、感覚障害や筋脱力、脊髄小脳失調などの神経学的欠損の症状がみられることも。その他では、不妊症習慣性流産との関係性も報告されています。

妊活中の女性にとってはとても重要な栄養素であることがわかりますね。ビタミンEを積極的に摂って、活性酸素を体内からどんどん排出していきましょう。

過剰摂取と副作用

不足すると様々な病気を引き起こすビタミンE。ではこれを過剰に摂取してしまうと体にどのような影響が起こるのでしょうか?

ビタミンEの一日の摂取目安量は成人男性で6.5mg、女性では6.0㎎と厚生労働省で定められています。この量は、普段の食事からでは摂りすぎるということはありません。しかし今はサプリメントから栄養を補給する方も多いので、過剰摂取が心配されることも。サプリメントなどから摂る場合は記載の量を超えないよう注意が必要です。ビタミンEは摂りすぎると頭痛吐き気下痢等の症状を引き起こします。ただしこれはどの栄養素にも言える事なので過剰摂取には気を付けましょう。他にも、ビタミンEの摂りすぎは出血の際に血液が固まりにくくなることで脳卒中のリスクが高まるとの報告も。

上限を超えないよう、適正量を守ってうまく取り入れていくことが大切ですね。

サプリメントの注意点

普段の食事からだけでは、一日の目安量がしっかりと摂れているかどうか心配というかたはサプリメントから補給しましょう。

ビタミンEのサプリメントを飲むタイミングは食後がオススメ。これは、脂溶性ビタミンであるビタミンEが、食事で脂分を補給した後に摂取することで吸収率がアップするからなんです。ビタミンEは水に溶けないため空腹時や食前に摂っても体内への吸収率が悪く、せっかくの栄養素が無駄にしてしまうことに。これらのことから、ビタミンEのサプリメントを飲むタイミングは食後がよいと言えるでしょう。

食後に飲むということの他にもう一つ、ビタミンEの吸収率を上げる方法があります。それはビタミンCビタミンAと一緒に摂ること。抗酸化作用のあるビタミンEは、ビタミンAが酸化してしまうのを防ぐ働きがあり、ビタミンAの摂取効率をアップします。そしてビタミンCには抗酸化力を失ったビタミンEを再生させる効果が。これらのことから、ビタミンE・A・Cを一緒に摂ることでお互いの相乗効果が得られるということがわかりますね。

この栄養素が一つになったサプリメントなども販売されているので、色々と比較してぜひ自分に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。

食事とサプリでバランスを整えましょう

ビタミンEの役割については、なんとなくわかっていただけたでしょうか?
子宝ビタミンと呼ばれる理由も納得ですね。
ビタミンEは、普段の食事や飲み物からも比較的摂りやすい栄養素だと思います。妊活中の方は日頃から食事には気を付けていることと思いますが、ぜひこれからはこのビタミンEを意識して摂り入れてみてくださいね。
もちろん食材には好き嫌いがあるので、食べ物だけでは摂りにくいという方は上手にサプリメントを活用し、体のバランスを整えて妊娠しやすい体づくりを目指していきましょうね。

その他、妊活中の女性にとって必要不可欠な栄養素“葉酸”についての記事はこちら。
「葉酸不足のリスクとは? 飲んでないけど大丈夫?」
「今更聞けない…!? 葉酸はどうして妊活に必要なの?」

“ビタミンA”についての記事はこちら。
「ビタミンAってどんな成分? 妊娠しやすい体作りとどんな関係?」
“ビタミンB”についての記事はこちら。
「実は妊活に大活躍のビタミンB。あまり知られていないその効果とは?」

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