この頭痛は妊娠超初期症状?

生理予定日が近づくあたりから“頭痛”“肩こり”に悩まされている女性、多いのではないでしょうか。妊娠を望んでいてもいなくても、この時期はホルモン変動による頭痛が起こりやすいとされているため、頭痛がはじまると「あ、そろそろ生理だな」と感じるという方も。妊娠が成立した場合の頭痛と生理前の頭痛とは、どこが違うのでしょうか。

たくさんの女性が抱えている“片頭痛”は女性ホルモンとの完成性が深く、月経周期に絡んで痛みが出やすいのも「ホルモン分泌の増減」が要因だからと考えられています。“月経関連片頭痛”という名称があるくらい、ホルモンとの結びつきは確固です。排卵前エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量は急増し、排卵後に急激に減少します。排卵後に再度分泌が増え生理が近づくと減るという複雑な変動を繰り返しています。エストロゲンが減るとセロトニンも減少。脳内のセロトニンが少なくなると痛みを感じやすくなり、片頭痛が起きてしまいます。

病院を受診するくらいの頭痛・片頭痛で苦しんでいるのは20代~40代の女性に集中していて、妊娠中や閉経後の片頭痛は極端に減少するため、月経に関わる頭痛はエストロゲンの影響を強く受けているといえます。

では妊娠超初期~妊娠初期にかけての頭痛の特徴とは、どんなものなのでしょうか。
妊娠が成立するとプロゲステロ(黄体ホルモン)の産生が盛んになり、分泌量はどんどん増えていきます。それだけでも頭痛の原因になりえるのですが、妊娠にに関わるホルモンはまだたくさんあります。受精卵が卵管を通って子宮に到着し、子宮内膜に触れると【hcg】(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの産生がスタート。妊娠特有のホルモンで、妊娠検査薬も尿中のhcgに反応して陽性を示す作りです。そのhcgの影響でいつもとは違う激しい頭痛が起こることがあり、それらを妊娠超初期の症状と捉えることができます。

痛みの質や頻度も個人差がありますが、生理予定日より前の時期に頭痛めまい強烈な眠気があるかもしれないことを知っておいてください。安易に薬に頼りすぎて心配になることを防げるだけでなく、いつもより自分をいたわる気持ちで過ごせるはずです。

参考:第一三共ヘルスケア
https://goo.gl/FDBKSx

めまいや吐き気を伴う頭痛

ホルモンが引き金になる頭痛とは別に、悪阻(つわり)による頭痛があります。代表的な妊娠の症状で、食べ物を受け付けない・食べても嘔吐してしまう・苦しくて水も飲めない…など悪阻は身体への負担がとても大きいです。食事をキチンと摂れない状況が続くと、水分と塩分が不足して脱水症状になってしまいます。身体の水分・塩分が不足すると酸素を運んでいる血液のめぐりが衰え、脳が酸欠に。酸素が足りないと判断すると、脳の血管を拡張させるため頭痛が起きます。脱水の状態が長引くと頭痛が悪化してしまい、めまい吐き気を伴うことも。悪阻がはじまる時期も程度も人それぞれです。脱水症状を避けるために、水分と塩分を摂取できる“経口補水液”などを少しずつでも摂るようにしましょう。

もうひとつの要因は、鉄分不足です。赤血球に含まれるヘモグロビンは鉄を含むタンパク質で、全身に酸素を運ぶ役割。鉄分が不足すると赤血球の働きが弱まり、脳の酸素も不足してしまうので頭痛となって現れます。
妊娠に鉄分が必要なのは周知されるようになりましたが、頭痛との結びつきは知らない方も多いのではないでしょうか。痛みは身体からのサインです。症状が悪化しないように、しっかりと栄養素を補うことも大切ですね。

参考:大塚製薬
https://www.otsuka.co.jp/nutraceutical/about/rehydration/water/dehydration-signs/

強い眠気と頭痛

妊娠をきっかけにして、強烈な眠気に襲われることがあります。“眠り悪阻”とも呼ばれ前夜にしっかりと睡眠をとっていても関係なく、時として気絶するように眠っているような状態です。

妊娠が成立すると受精卵を守り育てるために、身体はいろいろな変化をはじめます。脳下垂体からホルモンの分泌を増やすよう指令が下され、その効果で血のめぐりが良くなると子宮内膜は厚くフカフカになり受精卵の成長を助けてくれます。プロゲステロン(黄体ホルモン)には血流促進の作用があり、分泌量が増加すると血管の拡張を促し、その影響が強い眠気や頭痛となって現れるのです。眠気覚ましと言えばコーヒーですが、妊娠していた場合カフェインの摂取は避けたいですね。軽く身体を動かしたり冷たい水で手を洗ってみたり、思い切ってたっぷりお昼寝をしてみるなど工夫をしてみましょう。

参考:エリエール
http://www.elleair.jp/goo-n/premama/early_pregnancy/

寒気・発熱…体調不良なの?

妊娠兆候で一番見逃しやすいのは、寒気発熱かもしれません。毎日きっちり基礎体温を測っていたり排卵を確認したりしていると“妊娠”の文字が浮かびやすいですが、そうでない場合は寒気や発熱を感じるとまず風邪を疑ってしまいそうです。生理前に体調を崩しやすい女性はとても多く、いつもの体調不良かなと軽く考え薬に頼ったりムリをしてしまったりと身体を労わることが後回しになりがちです。

寒気がする・微熱が続く・口内炎ができるなどの症状は妊娠兆候の可能性がありますので、いつもよりちょっぴりスローな生活を心がけるようにしたいいですね。妊娠が発覚してから「そういえばあの時体調がすぐれなかったな…」と思い返すかもしれませんよ。

参考:フィオーレ第一病院
http://daiichi.sekisaikai.jp/modules/page2/index.php?id=2

妊娠超初期の頭痛の特徴は? どんな痛み?

妊娠兆候のひとつとして感じる頭痛は、“ホルモン変動が引き金になっていることが多い”ということがわかりました。ではその痛みにはどんな特徴があるのでしょうか。

妊娠によりプロゲステロン(黄体ホルモン)の産生が増えると血管が拡張し、その血管を取り巻いている神経が刺激されると痛みを感じます。血管拡張による頭痛は、コメカミのあたりがズキンズキンと脈を打ったような痛みです。

着床すると分泌がはじまる【hcg】(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の影響による頭痛は、激しく強い痛みが特徴です。ホルモンが精神神経系に作用し起こる頭痛なので、とにかく頭がガンガンして目の奥がうずくようなツライ痛みに襲われる場合もあります。

急に痛みを感じたら、座る・横になるなどできるだけ楽な体制で休むようにしましょう。照明を落とした静かな部屋で休めるとなおいいですね。

参考::LION
http://www.bufferin.net/lunai/topic/menstruation.htm

薬を飲んでも大丈夫?

妊娠超初期にあたる0~4週に薬を飲んでも、胎児に大きな影響はないと考えらえています。受精後~14日間(妊娠2~4週)は、受精卵が細胞分裂を繰り返しながら卵管を移動し、着床している時期です。まだ母体との結びつきも薄く胎児の身体の形は作られていないため、風邪薬や鎮痛薬の服用も心配はないとされています。
受精後2週間以降から赤ちゃんの脳・心臓・手足など、器官形成がはじまります。この時期に集中的に器官が形成されていくので、とくに薬の影響を受けやすく注意が必要です。
ただし前回の生理開始日を勘違いしていたり、予想していた排卵日がずれていたりすると妊娠週数が変わりますので安易に考えず用心しましょう。

参考:妊娠・授乳と薬
https://www.rad-ar.or.jp/use/maternity/index.html

次の記事では、頭痛と同じくらい妊娠超初期の女性を悩ますといわれる“腰痛”について解説します。
「いつもより腰が痛い! この腰痛は妊娠超初期症状なの!?」

これまで紹介した「妊娠超初期症状」に関する記事はこちら。
「妊娠超初期のおりものに注目! 子宮が変化しているサイン?」
「妊娠超初期に下痢しやすいって本当? 妊娠に影響はないの?」

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