顔に? お腹に? みんなはどんな症状?

妊娠中のお肌トラブル、いつも通りの処置でいいのかしらとお悩みの妊婦さんも多いのではないでしょうか。
妊娠を機に基礎化粧品やクレンジング類のスキンケアをお肌に優しい物へとチェンジする方も多い中、顔や身体にニキビ・吹き出物・赤み・かゆみ・シミなどの予期せぬ肌荒れが起こってしまったら気持ちも落ち込んでしまいますよね。かくいう私も妊娠中におでこに大きな吹き出物を発見し、慌てて前髪を作ってごまかした苦い経験があるのです。

こんな時どうやって切り抜ければいいのか、さまざまな症状にどんな対策をしていけばいいのか、妊婦さん特有の肌トラブルへ立ち向かう術を学んでいきましょう。

    

妊娠中の肌荒れの原因は?

妊娠中の肌の変化、最大の原因は「ホルモンバランスの乱れ」です。
受精~出産までの約266日の間、母体はめくるめく変動を重ねていきます。まだお腹の膨らみが目立たない妊娠初期の段階でも、赤ちゃんのための準備で脳や体内は大忙し。加えて食事から得た栄養や水分はどんどん赤ちゃんへと運ばれていくため、栄養不足・水分不足が起こってしまいお肌が悲鳴をあげてしまうのも仕方のないことなのです。

ホルモンバランスの乱れによる肌荒れと言えば、生理前のお肌の不調が思い浮かびますね。
月経がはじまっている全女性が体感しているといっても過言ではないくらい、肌荒れはみなさんご存知のPMS(月経前症候群)の代表格。妊娠中はもっとたくさんのホルモンが分泌されることもあり、普段と違う肌のお悩みを抱えてしまいがち…という訳なのです。当然ながら妊娠中のホルモンを薬で操作することはできませんので、トラブルに合ったスキンケアや対策をしつつうまく付き合う方法を見つけていくようにしましょう。

参考:メディエススキンクリニック
http://www.medieth.com/useful/useful-369/

    

妊娠中の肌荒れで赤ちゃんの性別がわかる?

医学的根拠はまったくありませんが、肌の変化と赤ちゃんの性別に関わるちょっと興味深い話題を。
世の中には妊娠にまつわるあまたの言い伝えが存在しますが、ママの肌荒れお腹の子供の性別を予想するおもしろいジンクスがあるって知っていますか?
所説ありますが、一例を挙げると「肌荒れは男の子、シミが増えたから女の子」というものも。あくまでジンクスなのでどれくらいの確率で言い当てることができるのかも不明ですが、私の場合はおでこに大きな吹き出物と左目の下にポツンとシミ…両方に悩まされながら巨大な男児を産みました。

    

ニキビ? かゆみ? 乾燥? シミ? 症状別の対処法

妊娠初期によく見られるのが、全身のお肌の乾燥とそれに伴うかゆみです。

妊婦さんあるあるの一つに「異常なほど喉が渇く」という症状があります。快適な温度の部屋にじっとしいても喉の渇きを感じるほどですから、仕事や家事などで身体を動かしているならなおさら。実は「喉が渇いた」と感じている時、身体はかなり水分不足になっています。赤ちゃんへ水分を送り届けることが最優先されますので、お肌の渇きは想像できますよね。
対策はシンプル。中から外からこまめな水分補給を心がけることです。カフェインを含まない好きな温度のお水や麦茶を常に手元に置くようにして、身体が欲するサインを見逃さないようにしていきましょう。小さなスプレーボトルなどにお気に入りの化粧水を入れて持ち歩き、お手洗いの度にシュッとスプレーするのも手軽でオススメです。

乾燥からくるかゆみで眠れないという声もよく聞きます。お風呂やシャワーの温度を少し下げ、ナイロンタオルの使用は中止してたっぷりの泡で手を使って洗うようにしましょう。お風呂上りにローションやクリーム、オイルをしっかりと塗り込めば、いい香りでリラックス効果が高まり、一段と上質な睡眠を味わえるかもしれませんよ。
妊娠線対策でお腹周りのケアをしている方は、腕や脚背中もたっぷりと保湿。タオルや下着は肌に優しい素材をチョイス、洗濯洗剤も赤ちゃんにも使える優しい成分だと安心です。普段からお顔だけでなく腕や脚にも潤いを与える工夫が必要ですね。

ニキビ・吹き出物・オイリー肌にはどうやって立ち向かうべきでしょうか。
妊娠していない時には抗生物質などの飲み薬や塗り薬など、自由に選べた治療がこの期間は使えません。さぁどうやってやっつけましょう。
まず押さえておきたいのが、ニキビができやすい時期があるということ。妊娠初期にはプロゲステロン(黄体ホルモン)が増加しニキビが出来やすくなるのに対し、妊娠15週目以降はエストロゲン(卵胞ホルモン)の値が急上昇するためニキビは改善していく傾向があります。

LED照射やケミカルピーリングなどの治療を妊娠中でも行っているクリニックもあるようですが、とにかく妊婦の肌はデリケート。赤みが強く出てしまったり薬剤に負けてしまったりと、ニキビの改善とは別のお悩みを抱えてしまう可能性もあります。
妊娠中でない女性のニキビ治療にピルを用いることがありますが、プロゲステロンとエストロゲンの関係性を利用したとても効果的な方法です。ホルモンの性質を理解できれば、妊娠初期の数週間はじっと我慢の時期があることがわかりますね。化粧の厚塗りでムリに隠さず、お肌に優しいスキンケアに切り替えて乗り切るのがベストではないでしょうか。

肌トラブルのラスボスとでもいいましょうか、妊娠中だけにとどまらず産後も悩みの種…シミへの対策です。“シミ”とは顔や身体の皮膚内で作られるメラニンという色素が沈着し、周りの皮膚よりも濃い色に見えるもの。紫外線を浴びて日焼けした後にできる日光黒子がもっとも多いのですが、実は他にも種類があります。

主に目の下~頬にできる茶褐色の小さい斑点“そばかす”、肝斑(かんぱん)という両ほほ骨に沿ってモヤッと左右対称にほぼ同じ形状・大きさで現れるという特徴のやっかいなシミも。 肝斑は女性ホルモンと関係が深いと考えられていて、妊娠を機に目立つようになる女性も多いため、自分ではシミだと思い込んでいたのに専門医の診察を受けたら肝斑だったという例も多くあるようです。

シミへの対策、まずは紫外線をキチンと予防すること。紫外線による影響は乾燥・赤み・シミetc…肌老化の原因NO.1ですから、きっちりとした予防策をとりましょう。と言っても妊娠中はお肌が敏感に傾きやすく、高い数値のUVケア用品は合わない場合もあります。赤ちゃんにも使えるオーガニック素材の日焼け止めや、いつでも手軽にシューッと吹きかけることができるスプレータイプのUVカット商品などをうまく利用してケアしていきましょう。

紫外線を避けるあまり日中に外に出ないという選択肢はオススメできません。適度な日光浴は体内時計を整えこれから始まるママライフの基盤となります。午前中や昼下がりの時間を選び、帽子やストールで軽く日差しを遮りつつお散歩を楽しむのも大切な時間です。夜のスキンケアはたっぷりの保湿を。この時に強すぎるマッサージは肝斑の引き金になってしまう可能性がありますので、優しく包み込むようにケアすることを心がけましょう。

参考:こじまクリニック東京
https://www.kojima-clinic.tokyo/archives/392

参考:第一三共ヘルスケア
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/15_shimi/

    

この肌荒れ、いつまで続くの?

妊娠中は脳も身体もとにかく赤ちゃんが最優先な状態です。栄養も水分も我先に吸収してめくるめく成長を遂げているうちはホルモンバランスの乱れや紫外線の影響を受けやすく、とにかく敏感な肌にチェンジしてしまっているのです。…ということは、産後は元に戻れるってことなのでしょうか。

ホルモンバランスの変動は安定期を境に落ち着いてくるため、妊娠初期の肌荒れは一過性の可能性が高いと言われています。妊娠後期の美肌ホルモンを心待ちにして、なんとか乗り切っていきたいですね。
人間の細胞は日々生まれ変わっています。たくさんの水分と栄養素をバランスとリズムを意識して届けてあげることができれば、自らの力で改善が見込める部分もあります。
妊娠中の肌はとてもきまぐれ。今まで気に入って使っていたコスメが突然合わなくなってしまっても慌てずに。多種多様なスキンケア用品がありますので、まずはサンプルから試してみて今の自分の肌が喜ぶものを選んでいきましょう。ただし炎症・かゆみ・赤み・腫れが強く表れてしまった場合は、妊娠中ということを伝えて専門医に相談してくださいね。

産後は1ヶ月近く家で過ごす方も多く、ナチュラルメイクやスキンケアのみで過ごす時間も多くなるので、今のうちから少しずつメイクを引き算していくのもオススメです。赤ちゃんのすべすべほっぺに頬ずりするための準備、ゆっくり進めていきましょう。

毎日鏡を見るたびどうしても気になってしまう…という方は産後にしっかりと治療ができますので、妊娠中はストレスをため込まないようにしてくださいね。

参考:鈴木産婦人科
http://www.suzuki-sanfu.com/about/faq.html

    

赤ちゃんのためにも悩みすぎないこと

カサカサしたりギラギラしたりモヤモヤしたり。いつもきれいでいたい女心とは裏腹に、気まぐれな肌模様に振り回されてしまう妊娠期間…。悩んでいるプレママはあなただけではありません。
なんとか立ち向かおうと試行錯誤してみても、妊娠中は制限も多く思うような改善が見られないかもしれません。そんな時は割り切って悩みすぎないこと。ストレス美容の大敵です。下腹部に神経を集中して母体の神秘に浸ってみれば、命をはぐくみ生み育てている…私はなんて素晴らしいことを体験しているんだ、と悟りが開けることでしょう。

こんな精神論を述べることができるのは、産後に適切な治療を受けるチャンスは巡ってくることを誰よりも私が知っているから。育児美容は両立できます。妊娠中の敏感な肌の対策を知ることは後の赤ちゃんのスキンケアにも役に立つのです。
母になるための修行と腹を括り、くよくよ悩まず胸を張って今だけの特別な妊婦ライフを楽しみましょう。

    

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