妊婦の下着“マタニティーインナー”とは?

妊婦の体形といえば丸く膨らんだお腹が思い浮かびますが、自分の身体に実際どれくらいのサイズ変化が起こるのか想像するのって難しいですよね。
予想を超えるスピードで変わっていくボディラインに、どんな下着を選んで対応していくのが正解なのでしょうか。

マタニティインナーと呼ばれる妊婦用の下着。
イメージするのはゆったりとした肌に優しい素材の下着かもしれませんが、最近ではどんどん進化しています。ドクターや助産師さんのアイデアで開発されたお腹や腰を守るための機能性抜群のものや、有名人プロデュースのかわいいデザインでレースや綺麗なカラーのもの…などなど気分で楽しく選べる時代です。
妊娠期間だけだから…と今までの下着を窮屈に使い続けるのではなく、必要性と身体への影響を考慮して購入を検討してみてください。

マタニティインナーの重要な役割は、急激に変化する母体のサポートお腹の赤ちゃんを守ることです。

母乳の準備でどんどん丸く大きくなるおっぱいは数サイズUPし、形も重みも大きく変わります。張っていく胸を強く締め付けてると血流の妨げになってしまうので、適度なサポートで胸を支えてあげることが大切。それに加え、妊娠後期のお腹は想像よりずっしりと重く、日に日に皮膚は引っ張られて薄くなっていくので優しい繊維で守ってあげる必要があるのです。

自分の体形と好み、予算や産後の活用法など、あなたのライフスタイルにぴったりのマタニティインナーを探すヒント見つけてください。

参考:ワコール
https://www.wacoal.jp/maternity/qa/

   

マタニティインナーはいつから、なにが必要?

妊娠週数の体形変化の目安と、その時期にどんな下着が必要になるのか、具体的に見ていきましょう。

   

妊娠初期:妊娠1~4ヶ月(妊娠4~15週)


つわりと戦っている方も多い時期で、ブラジャーもショーツもリラックス重視で選びたいところ。
まだ体形的には変化を感じないので、手持ちの下着でもサイズ的には大丈夫だと思いますが、素材や形を見直してみるといいかもしれません。
家で過ごすスタイルに近づけていくような感覚で選んでみてください。

   

妊娠中期:妊娠5~7ヶ月(妊娠16~27週)


胎動を感じるようになり、いよいよ下腹部がふっくらしてくる頃です。
赤ちゃんはリンゴくらいの大きさに成長し、ママの体形も自他ともに認める変化が出てきます。お洋服もゆるいワンピースが活躍するようになり、マタニティウェアデビューするママも多いです。直接肌に触れる下着はこの頃がターニングポイントかもしれません。
ブラジャー派キャミブラ派、ハイライズショーツ派ローライズショーツ派と、この辺から好みも分かれてきます。

   

妊娠後期:妊娠8~10ヶ月(妊娠28~39週)

ザ・妊婦体形のゾーンを迎えます。
この頃になると妊娠前の服や下着はほぼお蔵入りです。出産までの約2ヶ月間まん丸お腹を抱えて過ごしますので、いかに快適な臨月を過ごせるかはこの時期のマタニティインナー選びにかかっていると言っても過言ではありません。
適した素材やデザインも季節によって大きく変わりますので、妊娠後期の下着事情、一番知っておいて欲しいポイントなのです。

参考:的野ウィメンズクリニック
https://www.matono-womens.com/treatment/chuuzetu/week

参考:P&G
https://www.jp.pampers.com/pregnancy/pregnancy-calendar

   

マタニティブラの選び方

   

妊娠初期:妊娠1~4ヶ月(妊娠4~15週)

乳腺の発達により生理前の胸の張りをより強くした感じだったり、ホルモンの影響で乳頭に痛みを覚えたりする時期です。
胸の形をきれいに見せてくれるワイヤー入りのブラジャーは休憩して、綿素材のワイヤーレスブラジャーに変えてみるのがオススメ。スポーツブラやナイトブラを活用すれば、産後の授乳ブラとして応用も効きますのでお得感ありですよ。なかには吐きづわりで妊娠前より痩せてしまう女性もいますので、とにかくリラックスできる下着を意識して選んでみてください。

   

妊娠中期:妊娠5~7ヶ月(妊娠16~27週)

安定期に入り、いよいよ妊婦らしい体形に変化してきます。
自分を振り帰ってみると妊娠すると胸が大きくなるのは知っていましたが、こんなまん丸になるとは思いもしなかったので本当に驚きました。はじめての妊娠で舞い上がってしまいマタニティブラジャーも数点購入していたのですが、体重の増加も手伝って使い始める頃には苦しい感じが…。妊娠の経過とともにどんどん下着の締め付けが苦しくなってしまい、結局マタニティブラを付けたのは数回のみ。大きいサイズを買いなおすのが悔しかったので、キャミソールブラの胸の下にあるゴムにハサミで切り目を入れて着用していました。なんとも情けない苦肉の策でしたが、これが意外と快適で、「あれ…この着用感ってあれに似てる…」と、ここにきてやっとスポーツブラの存在に気付いたのを覚えています。
今買い物をやり直せるのなら、妊娠初期から産後の授乳を見据えてワンサイズ上のキャミブラまたはスポーツブラをたくさん購入しますね。
マタニティブラは早く買い過ぎないこと、これが私の経験から生み出したアドバイスです。

   

妊娠後期:妊娠8~10ヶ月(妊娠28~39週)

後期に入ると胸のすぐ下からお腹が突き出してきます。こうなるともう胸よりお腹が出っ張っている状態なので、もはやブラジャーというか布があればいいかなという心境にたどりついているかもしれません。そう思っていたのは私だけかもしれせんが。
とにかく今までに見たことのない姿になっています。妊娠後期が温かい~暑い季節ならサイズにゆとりのあるハーフトップが快適でしょうね。涼しい~寒い季節の場合は、足の付け根まですっぽりかぶせることのできるマタニティ用のカップ付きキャミソールをオススメします。12月末出産だった私も毛玉ができるほど愛用していましたが、本当に使えました。
臨月のお腹は皮膚が伸び切って薄くなっています。たっぷりの保湿クリームを1日数回塗りこんでも、伸び伸びキャミソールでお腹を包み込めば洋服が汚れる心配もありません。産後は使うあてがないにも関わらず捨てるのが惜しいくらい大活躍だった一着です。

変わりゆく体形にフィットする下着選びは、いつ何がどんなサイズが必要なのか情報収集が要です。ネット通販などでお買い物する際は口コミを読むなどして失敗を避けたいですね。

   

マタニティショーツの選び方

   

妊娠初期:妊娠1~4ヶ月(妊娠4~15週)


妊娠中はホルモンバランスの影響で敏感肌になりやすく、全期間を通してショーツもコットン100%など優しい素材にするのが望ましいです。
お腹のふくらみはほとんどない時期なので、今まで通りのショーツを履くこともできます。妊婦用のハイライズショーツはぶかぶか過ぎてまだ使えないので要注意。
妊娠初期はおりものが増えることもあります。産後にも使える可能性のある、ややゆったりのショーツを数枚買い足すといいかもしれませんね。
ちなみに私はブラトップ同様、ワンサイズUPした安価のパンツをざぶざぶ洗ってヘビーローテーションする、という方法で乗り切りました。

   

妊娠中期:妊娠5~7ヶ月(妊娠16~27週)


そろそろマタニティショーツに切り替える頃です。
いつからマタニティ専用のショーツが必要になるかは個人差も大きいですが、選ぶ際に意見が別れるのが、ハイライズショーツ派とローライズショーツ派。お腹の大きくなる季節や気候も選ぶ際の大きな要因になるかと思います。
ハイライズといっても、どれくらいの深みかわからないですよね。実際履いてみるとお腹がすっぽりと隠れるくらい長くて、私も最初に試した時は笑ってしまいました。お腹を守る・冷やさないという点ではとても優れた下着です。臨月まで使えるように伸縮性のある生地なので、程度お腹が大きくなってからは活躍する形といえます。
締め付けが苦手で暑がりな妊婦の味方、ローライズショーツ。できるだけシンプルに過ごしたい方にオススメのパンツです。マタニティ専用にウエストのゴムの部分がクロスに加工してあり、お腹の締め付け感を減らすような形のものが人気です。普段からソング・タンガ(Tバックショーツ)を愛用していて、妊娠中もそのままが楽ちんだったという意見もあります。
ショーツの好みは千差万別。いろいろ試してみてベストを見つけてください。

   

妊娠後期:妊娠8~10ヶ月(妊娠28~39週)


いよいよお腹がせり出してきて、自分の下腹部が見えなくなってきます。まんまるお腹を抱えての生活はちょっとした動きにも制限がかかってしまうかもしれません。この時期は快適さを最優先してショーツを選んでください。
膀胱が圧迫され頻尿になったり、検診の頻度も1~2週間に一度に増えますので、着脱しやすさもポイントになってきます。入院準備も踏まえて必要枚数を揃えておきましょう。

   

妊娠帯は必要?

妊娠帯を考える第一のきっかけになりえる大事なイベント、“戌(いぬ)の日”。
妊婦が妊娠5ヶ月を迎える月の“戌”に当たる日に安産祈願を行い、母子の健康を祈って腹帯を巻きます。昔はさらしの様な一枚の長い布を巻いていましたが、最近ではマジックテープで固定できるような機能的な腹帯を持参して戌の日のお参りをするのが主流になってきました。
苦しそうだし本当に必要なのかな…その時が来るまでわからないのですが、まんまるお腹は想像しているよりずっと、ずっしりと重いのです。
妊娠帯のサポートによって骨盤や腰の補助となりますので、安定期に入ったらぜひ着用を検討してみてください。

参考:ワコール
https://www.wacoal.jp/maternity/lineup/sanzen/#ninputai

   

マタニティ期を快適に過ごすポイント

妊娠が嬉しくて、つい先回りして買ってしまいそうなマタニティインナーですが、使用するのは数か月~1年間ほど。もし2人目、3人目と続いたとしても、妊娠期間の季節がずれてしまうと使いにくい可能性もあります。
お腹が膨らむスピードも人それぞれですので、必要な下着をタイムリーに購入するのが失敗が少なくていいでしょうね。お腹が大きくなる様子を定期的に撮影して赤ちゃんの成長を記録する、なんて方は同じ背景で同じ色の下着で撮影していくと綺麗に残せて素敵ですよ。

お気に入りのマタニティインナーで、特別な期間を楽しく過ごせますように。

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