妊娠中のかゆみ、私だけ?

愛しのわが子がお腹にいるという、素晴らしい妊娠期間。幸せで胸いっぱい! なはずなのですが、意外と多い妊娠中のトラブル
小さな悩みでも人によっては深刻だったりします。

そんな悩みのひとつに「妊娠中のかゆみ」というものが。
じつは私も妊娠中、このかゆみに悩まされてきました。でもあまり「妊娠中のかゆみが悩み」なんて人から聞いたことないし、誰かに聞くのも恥ずかしいと思っていました。

でもね、妊娠中のかゆみって、意外と悩んでいる人多いみたいですよ。

   

お腹がかゆい

妊娠中、身体の中で一番目立つのはやっぱりお腹。日に日に大きくなるお腹は喜びでもありますが悩みでもあります。
特に妊娠中期〜後期はお腹が大きくなりかゆみも増える。かいたら傷になりそうだし、お腹は妊娠線もできそうだし、イライラしてしまうことも。

   

胸がかゆい


サイズが変わるのは胸も同じ。どんどん胸も大きくなり、かゆみが増してくることも。胸も妊娠線ができやすい場所。胸はあまり刺激するとお腹にもよくないですし、悩ましい場所なんです。

   

全身がかゆい

私はこのタイプでした。最初は胸だけだったのに、かきだしたらもう止まらない。胸、お腹、背中、全然関係ない足や腕までとにかくかゆい! 謎のかゆみの存在に第1子の頃は泣きながら夫に当たったこともあります。(第2子の時は「あーかゆいかゆい」って冷静にかいてましたが。)

なかにはブツブツとした湿疹が表れるケースも。(後ほど詳しくご紹介します。)
病院に行かなくてはいけないこともありますので「たかがかゆみ」と思わず、気になる人は医師に相談することをオススメします。

   

妊娠中にかゆみが起きる原因って?

それではなぜ妊娠中はこんなに身体がかゆくなってしまうのでしょうか。
原因をいくつかご紹介します。

   

女性ホルモンの変化

妊娠初期から分泌が増える「プロラクチン」という女性ホルモン。このホルモンは皮膚を乾燥させ、何らかのトラブルを起こす原因となります。この乾燥でかゆみが起こることがあります。

   

妊娠線

妊娠中によく耳にする「妊娠線」という言葉。これは大きくなるお腹に皮膚がついていけず「肉割れ」が起きて、赤い線のようなものができてしまうのです。
妊娠線ができやすいのはお腹、胸、おしりなど。妊娠線の部分は皮膚が弱くなっているのでかゆみの原因にもなります。

   

アレルギー反応

血液中の免疫細胞が、皮膚の近くのたんぱく質に反応しておきるアレルギー反応でかゆみが起こることがあります。このアレルギー反応の場合は皮膚科などで受診が必要なことが多いです。(後に詳しく記述)

「妊娠中は乾燥しやすいのかな」と思っているだけでも、だんだん重症化してきたら大変。妊娠中はあらゆる体調の変化がありますが、かゆみにもきちんとした原因があったんですね。

   

妊娠中のかゆみを防ぐ方法5選

いまはまだ問題なくても、いつ自分にかゆみという問題が出てくるかわかりません。
まずはできることから予防しておくようにしましょう!

   

ビタミンCとビタミンEを摂る

野菜やくだものに多く含まれているビタミンC。肌をきれいに保つ効果や、コラーゲンを生成する働きがあります。
豚レバーやナッツに多く含まれているビタミンEにはホルモンの働きを落ち着かせる効果が。意識的に栄養素を摂取することで、身体の内側からかゆみを予防することができそうです。

   

衣類に気をつける

妊娠中は体温が高くなり、汗をかきやすくなります。お腹も大きくなってくるとちょっと動いただけで汗が……なんてこともよくある話。汗をかいてそのままにしておくと身体が冷えてしまったり、肌トラブルの原因にもなってしまうんですよ。
なるべく通気性、吸湿性のいい素材の衣類を着用し、汗をかいた場合は速やかに着替えるようにしましょう。

   

乾燥を防いで、保湿剤を塗ろう

肌が乾燥すると妊娠線ができやすくなり、かゆみの原因ともなってしまいます。乾燥を防ぐことはとにかく大切! ローション、乳液、クリームなどで刺激が少なく、肌に合ったものを選ぶようにしましょう。
「これって妊娠中塗って大丈夫かな?」と思うものは皮膚科へ相談に。病院でも外用薬などを処方してくれますので、検診の時などに聞いてみることをオススメします。

   

急な体重増加を防ぐ

急な体重増加は妊娠線の原因ともなります。もちろん肌だけでなく、赤ちゃんやママの身体にとってもいいことはありません。
日頃から適度な食事量、適度な運動をすることが大切です。

   

洗剤や柔軟剤に気をつける

「洗濯洗剤を変えたらかゆみが治った」「柔軟剤を変えたらかゆくなくなった」という話も聞きます。妊娠中はできれば香りなどより肌への刺激を考慮したほうがいいでしょう。最近ではオーガニックのものや赤ちゃん用のものなども多く販売されています。
出産してからも使えるような、肌に優しいものがいいですね。

参考:葛飾赤十字産院
http://katsushika.jrc.or.jp/sp/detail/page/344

   

「かゆくてたまらない!」そんなときの対処法は?

妊娠中 かゆい」などで検索してこの記事にたどりついてくれた人は、きっといまとってもかゆみで苦しんでいるのでしょう。
病院でもらった薬も即効性があるものは少なく「徐々にかゆみがひいていく」というものです。

私も「いま! いまこのかゆみをどうにかして!!」と泣いたことがありました。本当にツライんですよね。「かゆい」がこんなに苦しいとは……。夜も眠れないくらいのときもありました。

出産後に肌がボロボロになるのが怖かったので、なるべくかかないように努力する日々。それでもどうしてもかゆいときは「冷やす」という方法で対処。
濡らしたタオルをかゆいところに当てたり、とにかく冷やして肌と心を落ち着かせていました。応急処置としては「冷やす」ということをしている人が多いようですよ。

またぬるめのお風呂に入るという方法も。肌も心も一旦リセットして落ち着けましょう。そして出たら軽くタオルで水分をふきとって保湿剤を塗る。これもオススメです。

なかには夜間救急へ行くほどの重症の人もいるようです。
かゆくて我慢できなくて眠れないほどなら病院へ相談してくださいね!

   

病院で治療が必要なかゆみ症状


「たかがかゆみ」と思っていてもじつは治療が必要な症状の場合もあります。

   

妊娠性そう痒(よう)症

妊娠3ヶ月頃から全身にかゆみがあるものの、発疹は見られないという症状。夜間に手足がかゆくなるのが特徴です。
妊娠中に胆汁の流れが悪くなることが原因といわれており、多くは出産するとおさまります。
ステロイドの塗り薬、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン薬の内服などで治療を行います。

   

妊娠性痒疹(ようしん)

妊娠3ヶ月頃からかゆみと共にボツボツとした発疹が表れてくる症状。かゆみが強く、2回目の妊娠以降で表れる人が多いといいます。
アトピー性皮膚炎を持っている人はかかりやすく、妊娠のたびに再発するのが特徴です。
ステロイドの塗り薬、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン薬の内服などで治療を行います。

   

多形妊娠疹(PUPPP)

じんましんのような赤い発疹ができ、かゆみがある症状。はじめての妊娠で妊娠30週以降で発症しやすいのが特徴。多胎妊娠との関連も指摘されています。
ステロイドの塗り薬、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン薬などを使って治療を進めていきます。

上記のような診断を受けることもあるので、かゆみが気になる人は一度皮膚科や産婦人科などで相談してみてくださいね。

参考;医療法人社団 環桜会 巣鴨さくらなみき皮膚科
https://sakuranamiki-hifuka.jp/pregnancy.html

   

ステロイドはお腹の赤ちゃんに影響しない?

ステロイドは身体によくない」という意識があり、病院で処方されたにも関わらず使用しない人も中にはいるようです。
実際のところ、どうなのでしょうか?

「ステロイドの塗り薬の成分は全身に移行しづらく、今のところステロイド塗り薬の使用が原因で胎児に悪影響がでたという例は1例も報告されていません。」
(社会医療法人 蘇西厚生会 松波総合病院より引用)

これだけハッキリ言われています。
むしろステロイドを気にしてかゆみを我慢してしまうほうがママと赤ちゃんのためによくありません。ストレスのほうが悪影響です。
短期間でもステロイドを使用して肌や身体への負担を和らげるほうが効果的かと思います。

市販のステロイド薬が不安という人は多いと思いますので、薬を使用するときは医師へ相談してみてるようにしましょう。その時にステロイドへの不安も一緒に相談してみることをオススメします。
自分が納得してから使用するのが一番ですからね。

参考:社会医療法人 蘇西厚生会 松波総合病院
http://www.matsunami-hsp.or.jp/iryou_jyohou/kusuri_colum/201209-2/

   

かゆみは我慢しないのが一番大切!

妊娠中、あんなにかゆかったのも出産したら嘘のように落ち着きました。「あのかゆみは何だったの?」というくらいに。
でも「いまだけ」とわかっていてもツライですよね。

そんなときはムリせずに、医師や先輩ママなどに相談してみましょう。
まずは自分にできることから対策してみて、かゆみがひどいときは病院へ。
我慢するのが一番よくないです。身体にも心にも、ストレスをかけないようにしましょうね。

赤ちゃんのためにもママ自身のためにも、短い妊娠期間を快適に過ごしましょう!

   

そのほか、妊娠中の肌荒れやかゆみ等、妊婦さん特有の肌トラブルに関する記事もあります。
こちらもぜひご覧ください。
「妊娠中の肌荒れ・かゆみ! どうやって立ち向かうべき?」

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