妊娠中に煙草を吸うと、赤ちゃんにさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。今回は、妊娠と煙草がどのような関係、影響があるのかを紹介します。赤ちゃんに苦しい思いをさせないように、喫煙が赤ちゃんに与える影響をしっかり理解して今すぐ禁煙につなげましょう。

妊娠中に煙草を吸うと・・・?

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妊娠中の喫煙はいけないことは常識ですよね。煙草にはニコチンや一酸化炭素などの、体に悪い物質が含まれています。これらは、血管を収縮させる作用があり、赤ちゃんに十分な酸素や栄養素が届きにくくなることで、赤ちゃんにさまざまな影響を及ぼしてしまうのです。

喫煙をしている妊婦はどれくらいいる?

妊娠中は禁煙をしなければいけないと分かっていても、やめられない人もいます。厚生労働省の調査結果によると、妊婦の約5%は妊娠中に煙草を吸っているんです。5%と聞くと少ないように感じるかもしれませんが、20人に1人は喫煙しているということになるので、決して少ない数字ではありません。

妊娠中の喫煙は流産や早産のリスクが倍に!

妊娠中に煙草を吸うと、流産や早産のリスクが高くなります。1日に20本以上煙草を吸う妊婦さんは、非喫煙の妊婦さんに比べて流産する確率が2倍以上になるといわれています。また、早産になる確率は1.5倍といわれており、吸う本数が増えれば増えるほど早産しやすくなるのです。

妊娠中の喫煙は、他にもこんなリスクがあります!

妊娠中の喫煙のリスクとして、流産・早産は広く知られていることだと思います。もちろん、リスクはこれだけではありません。複数あるので、1つ1つ紹介します。

妊娠中の喫煙は低体重出産になりやすい

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妊娠中に煙草を吸うと、血管が収縮されるため栄養が届きにくく小さな赤ちゃんが生まれることが多いです。非喫煙の妊婦さんから生まれた赤ちゃんよりも、煙草を吸う妊婦さんから生まれた赤ちゃんは約200gほど軽く、出生時の体重が2500g以下の低体重で生まれてくる頻度が約2倍ほど上がります。

常位胎盤早期剥離のリスクが上がる

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常位胎盤早期剥離とは、赤ちゃんがまだお腹の中にいる状態で、胎盤から子宮がはがれてしまうことです。そうすると、赤ちゃんの酸素や栄養の供給が止まってしまうので、「低酸素症」や「循環不全」を引き起こし、赤ちゃんの死に至るケースもあります。

この常位胎盤早期剥離は、喫煙者は非喫煙者に比べて約1.6倍のリスク、赤ちゃんの死亡確率は30%~50%とかなりの確率でとても危険です。妊婦さんも、大量出血によるショックや子宮摘出などのリスクがあり、最悪の場合亡くなってしまうことも。

先天性疾患になりやすくなる

妊婦さんが1日に煙草を吸う本数が21本を超えると、唇や指、足などの先天異常のリスクが1.6倍に増加します。消火器系の先天異常に関しては、煙草の本数に関わらず1.4倍のリスクがあります。

過去の喫煙もダウン症に影響

非喫煙者と比べて、喫煙経験がある妊婦さんはダウン症になる確率が2倍高くなります。ダウン症は、受精時に染色体の異常で起こるものなので、妊娠後に禁煙をしても可能性は喫煙経験がない人と比べて高くなってしまうのです。

無脳症の発生率が高い

無脳症とは、脳の成長が半分で止まってしまい、自力で生きていけない病気のことです。お腹の中でしか生きることができないため、100%死産してしまうといわれています。無脳症は、煙草の本数に関わらず、喫煙をしている妊婦さんが発症率が高くなるというデーターが出ています。

将来の子どもの成長にも影響が

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無事に出産できたとしても、喫煙をしていた妊婦さんの子どもは、非喫煙者の子どもと比べて、キレやすい性格になる可能性が高くなるという調査結果が出ているんです。また、身長や学力とも関係があるといわれており、喫煙が子どもの成長にまで悪影響を及ぼしてしまいます。

危険なのは副流煙!

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妊婦さんが吸っていない、禁煙をしたとしても周りが吸っていると意味がありません。喫煙経験のある方は、妊娠と同時に禁煙する人がほとんどですが、旦那さんや職場環境で副流煙を吸ってしまうと、喫煙していると同様の影響を赤ちゃんに与えてしまいます。妊娠をすると夫婦そろって禁煙をするか、妊婦さんの近くでは絶対に吸わないこと、職場での環境を見直すなど、副流煙にも十分な注意が必要です。

おわりに

いかがでしたか?煙草が赤ちゃんに与える影響はとても悪いものばかりです。妊娠した人も、これからの人も「まだ大丈夫」と思うのではなく、今すぐに禁煙をして元気な赤ちゃんを生みましょう。禁煙といってもなかなかすぐにはやめられない場合は、禁煙外来などに相談することをおすすめします。

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