STAFF INTERVIEW

わたしの生き方、考え方

hugkumi+スタッフインタビュー

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育休中は、今までの人生で

もっとも自分自身に

向き合った時間でした。

hugkumi+に入社した理由

私がhugkumi+に入社したのは6年前。前職は百貨店の社員だったので、今とは全く違う業界でした。

でも、百貨店での仕事とhugkumi+での仕事は、意外と共通点が多いんです。どちらの仕事でも大切にしているのは「お客様の日常を彩るような価値を提供する」こと。それがリアルなのかWebなのかという違いがあるだけで、想いや目的は同じだと感じています。

私は、新卒で就職活動をしていたときからずっと「なくても生きていけるけれど、あることで人の心や暮らしがより豊かになるようなものを届けたい」という想いを持っていたので、まさにそんな想いをもって商品を届けているhugkumi+は自分にとってピッタリの会社でした。

hugkumi+では、未経験の状態から本当にたくさんのことを経験させてもらいました。企画部としてブランドの立ち上げや商品開発にも携わり、毎日自分のことだけに必死で、大変だけど夢中で、とても楽しかった!

娘を妊娠したのは、そんな仕事一筋な28歳のときでした。とても幸せなことではありましたが、妊娠中はつわりや切迫流産で思うように働くことができず、なんとなく不完全燃焼なまま育休に入りました。

そこから約1年半の育休を経て、昨年の夏に復帰し、今はhugkumi+グループの人事の仕事をしています。

杉野さんの仕事とライフステージ

娘はもう2歳になり、職場復帰した今は、夫と3人で日々楽しく目まぐるしく暮らしています。私にとって人生の転機は何だろう?と考えると、やはり子供を出産したことが自分に与えた影響が大きかったです。

育休中は、今までの人生で最も自分自身と向き合った期間でした。我が子は想像を遥かに超えて愛おしくて、一つの成長も見逃したくない、できることならずっとそばにいたいと思う。でも一方で、自分のキャリアに対する不安はどんどん募っていく。妊娠中思うように働けなかったことで、育休に入った時点で社会人としてのブランクがかなりある感覚になっていたことも大きいと思います。

そんな不安をかき消すように、私は家でも職場でもない、第3の居場所をつくるようになりました。娘の夜泣きも8ヶ月くらいになるとやっと少し落ち着いてきて、気絶しそうな寝不足から解消されるようになったので、そのタイミングでオンラインのコミュニティに入ったり、副業を始めたりしました。

娘がお昼寝している間に、新しいことを学んだり、本を読んだり、家族以外の人と関わったりする「自分のため」の時間はとても貴重でした。この時期私は新卒の就職活動のとき以上に自己分析をしていたし、この先どう生きていく?と迷走していたと思います(笑)

そうしていろんなことに手を出し、自分のキャリアについて考えているうちに、新しいことに挑戦してみたくなりました。私自身がそうであったように、キャリアについて悩みを抱える人を後押しできるような、キャリア支援の仕事をしたいと考えるようになり、hugkumi+に復帰するかも悩みはじめていました。

そんな時、これもまた私の人生の転機ともいえるのですが、「hugkumi+グループの人事の仕事をしてみない?」と声をかけていただいたんです。人事という立場から、大好きなhugkumi+のメンバーの働きやすい環境をつくったり、これからhugkumi+に入る人たちの窓口になったりすることができる。それは私のしたいことと根っこが繋がっているんじゃないか。そんな考えから自然と「やりたい!」という気持ちになれて、人事として復帰しました。

いざ復帰すると、娘の急な発熱でスケジュールを調整しなければいけないことも多く、身も心も疲れ果ててしまうことがたくさんあります。どうやって今週乗り切る!?と追い詰められることもしょっちゅうです。

でも、そんな風に心折れてもなんだかんだこの日々を楽しめているのは、育休中に娘とも自分自身とも思いっきり向き合って、自分でこの選択をしたと思えるからだと感じています。キャリアについても子育てについても悩むことはたくさんありますが、その悩みを誰かのせいにはしたくないし、一つひとつを自分自身が選択しているという感覚を忘れないでいたいです。

自分らしくいるために大切にしていること

以前は、仕事と家庭のバランスをとって、丁寧な暮らしをしなきゃと思っていました。でも今は、丁寧な暮らしではなく、自分がご機嫌でいられる暮らしができればそれでいいと思っています。平日はお家の中もめちゃくちゃですし、ご飯を作れない日だってあるし、子供にご飯をあげてお風呂にいれて寝かしつけたらもうヘトヘト。正直、仕事と子育てのバランスが取れているとは全く思いません。

でも「バランスがとれてるってどんな状態だろう?」とふと思ったときに、家族で笑い合って、自分自身がご機嫌でいることさえできれば、それがバランスがとれてるってことじゃない?と考えるようになりました。自分がご機嫌だと、家族や職場の仲間にも優しくできるし、身の回りの幸せにも気づけるし、たいていのことは「なんとかなる」気がしているんです。だから私は「ご機嫌でいる」ということを何より大切にしています。

「これをしたら自分はご機嫌になれる」という拠り所になるものをいくつか持っておいて、「ああ、今日はしんどい!」という日は、お家のことができていなくても、気にしないで自分が過ごしたいように過ごしています。畳んでいない洗濯物があっても気にしません(笑)

平日は、短い時間しかなくてもドラマを観たり、スイーツを食べたり、お気に入りのハーブティーを飲んだり。休日はゆっくりお風呂に入ったり、お酒を飲みながら映画を観たり。そんな時間の積み重ねが、自分らしくいることに繋がっているような気がします。

丁寧な暮らしではなく『自分がご機嫌でいる暮らし』。そんな時間の積み重ねが、いつも笑顔の杉野を作っているんですね。

がんばる女性へメッセージをお願いします

私は要領よくこなすのが苦手で、目の前のことに全力で取り組まないとできないタイプです。以前はさらっとできる人が羨ましかったですが、これが私のやり方なのだと、もう諦めました(笑)そしてこのやり方が、結局自分自身が1番楽しくて、合っているのだとも思います。

でもあるとき、自分のエネルギーを調整できずに突っ走ってしまい、ふと「あぁ、もう頑張れない…」となってしまったことがありました。そんなとき、思い切って有給を1日とってみたら、これがとても良かった……!

丸1日子供と離れ、仕事とも離れ、朝から映画館に行って、ずっと観たかった映画を観ました。その後買い物をして、一人でランチをして、夜は友達と電話で他愛もない話をする。そうやって「自分をご機嫌にするため」の1日を過ごしてみると、寝る頃にはとてつもない多幸感に包まれ、翌日の仕事のはかどり方が全然違ったんです。休むときはちゃんと休んだほうがうまくいくのだと実感した出来事でした。

ずっとがんばるのって難しいですよね。がんばれないときは、がんばらなくていいのだと思います。少し休むとまた「やってみよう!」という気持ちになれたりするので、ときには自分を休ませてあげる勇気も必要かも。

たまには「いつもお疲れさま」と自分で自分に声をかけてあげてくださいね。この文章を読んでくれているあなたも、いつもお疲れさまです。明日があなたにとって、良い1日になりますように。

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